熊の場所 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 表題作がとにかく面白い。
    恐怖との向き合い方、恐怖との距離の取り方、恐怖への対処法を登場人物独自の哲学で語る。また、熊との遭遇時のバトルシーンの臨場感も半端ない!
    昔読んでいたことを忘れていたが、
    とある作品との出会いにより
    思い出された。

  • 熊の場所、バット男、ピコーン!
    の短編3部。
    どの物語も「生きる」がこれでもかという
    筆圧で描かれる。
    ピコーン!のラストは何故だか涙が止まらない。
    泣かせよう感がないのに。
    震えます。

  • 恐怖に真っ向からぶつかる表題作がとにかく凄かった。キングが『死の舞踏』で述べてた3段階の恐怖のこれぞ黄金比なのではなかろうか。

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著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。2012年『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳、短編映画『BREAK』や短編アニメ『龍の歯医者』『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などを手掛けている。

「2015年 『深夜百太郎 入口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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