- Amazon.co.jp ・電子書籍 (240ページ)
感想・レビュー・書評
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ベンチャービジネスや起業には全く興味なし。そもそも俺に経営者のセンスもスキルも全くないうえ、ベンチャー企業の社長という言葉自体にどうにも胡散臭さを感じてしまうので、その手の本や講演や勉強会や云々を避けて生きているのだけど…
この本は凄いわ。金の匂いがしないのと、胡散臭さがほとんど感じられない(ベンチャー企業家を褒めてしまってる当たりが一部ちょっとなぁと思うものの)から、すんなり入り込めたから、後は著者の熱い想いにずぶりと入り込んでひたすらページを繰るのみの至福の読書時間を過ごせた。
本当にユーグレナ(ミドリムシの学術名)は世界を救うのだろうか…なんて思ってたらIHIが藻から航空機燃料を抽出に成功なんて日経の記事が出たりして、がぜん興味が出てきた。
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amazonのレビューにリアルRPGを読んでいるみたいだというレビューがあったが、まさに同じ印象。ミドリムシを使って世界の食糧、エネルギー、環境問題を解決するという使命感のもとに続々と仲間が集まってくる。その過程には様々な困難が待ち受けている。自分自身のコンプレックス、提携先のライブドアが引き起こしたライブドアショック、資金ショートの危機など様々だ。だが、その度ごとに仲間が現れ、手を差し伸べてくれる。そして、誰もなしえなかったミドリムシの大量培養に成功し、資金援助をしてくれる提携先もみつかり、いよいよミドリムシが世界を救う日が近づいているのかもしれない。その日が楽しみで仕方ない。特に著者がこれまでのミドリムシ研究に努めていた方々に感謝の意を述べているところはすごく好感を得た。