若きウェルテルの悩み [Kindle]

  • グーテンベルク21
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感想・レビュー・書評

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  • 悲劇だ。ロッテやアルベルトに多少悪い部分が見えてきても良さそうなのに、そういうのが見当たらない。ウェルテルの若い頃の恋は、階級社会で打ちのめされて、愛しい人に手の届く距離に戻ってきたことで、手に負えないものになってしまった。ここまで熱愛されると、気持ち悪いって思うか心が動くかどっちかになりそうなものだけど、ロッテは心の底にいくらか気持ちがあったから突き放せなかった。でもそれは兄弟に加えたいような気持ちだったのでは。周りの目に引きずられて揺れてしまったようにも見える。せめて残された二人は幸せに生きてほしい。

  • 許嫁のいる女に横恋慕した、すこしだけ自意識過剰な男の物語。

    構成が面白い。
    主人公ウェルテルが、友人に宛てた手紙の内容を追いかける形で物語が進んでいく。
    精神的に追い詰められ、夢か現かの境界線が曖昧なまま、唐突なクライマックスを迎えるストーリー。
    そこから、種明かしとばかりに、第三者的な視点を持つ編集者による状況解説が行われる。

    恋を扱った小説だが、正直、男にも女にも問題があって、全く感情移入できず、ただただ歯がゆさだけを感じる。

  • その時代には新しかったんだろうけど、blogやSNSで個人的な感情だだ漏れで刺激であふれる現代では、そんなでもないかなあ。

  • ウェルテルのシャルロッテに対する気持ちが重過ぎる

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著者プロフィール

ゲーテ

Johann Wolfgang Goethe 一七四九―一八三二年。ドイツのフランクフルト・アム・マインに生まれる。ドイツを代表する詩人、劇作家、小説家。また、色彩論、動植物形態学、鉱物学などの自然研究にも従事、さらにワイマール公国の宮廷と政治、行政に深く関わる。小説の代表作に『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』など。

「2019年 『ファウスト 悲劇第二部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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