ビブリア古書堂の事件手帖(1) (アフタヌーンコミックス) [Kindle]

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  • 講談社
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感想 : 14
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感想・レビュー・書評

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  • DVDは先日観ましたが、原作を7年前に読んでいて感想を残していました。

    人を殺害したりして成立するミステリー物からは遠ざかって久しい。ミステリーは嫌いではないので寂しいと思っていたら、この本を読んでビブリオミステリなる(本にまつわるミステリ)ジャンルがあるのを知って嬉しくなった。ヤングアダルト系(こちらは好き)のノベライズと説明されていたため、今まで無視してきたのを反省させられた。ジャンルが広がれば「面白い本」に出合うチャンスもたくさんある。

    鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主栞子さんは若い女性で人見知りが激しいけれど、いったん本の事となるとスイッチがはいったようにテキパキと洞察し、古書にまつわる謎と秘密を解き明かしていく。

    まさしく“古書と秘密”の物語なのだ。
    第1話の夏目漱石全集にまつわる話から登場する五浦大輔。

    彼は活字を読めない体質の体育会系男子でなかなか面白いキャラクター。縁あって「ビブリア古書堂」に臨時で雇われることになるのだが、そういう不思議な体質になった大輔のエピソードも心憎い。

    第2話の小山清「落穂拾い・聖アンデルセン」にまつわる話もあったかくてロマンティック。初めて聞いた作家だった。この本読みたくなった。

  • シンプルに面白かったし2巻も読みたい。

  • ・すでに栞子さんは足を怪我して入院している。やっぱり正式な初登場シーンは古書店の静かな雰囲気のなかで腰かけて本を読んでいる栞子さんにしてほしかった。原作を読んでいるだけに。
    ・キャラクタのイメージは若干異なる感じ。やっぱり小説版のイラストのイメージが強いか。こういうときの漫画家さんは辛いなあ。総じていえばもう読みたくないという感じにはならなかったのでむしろまあまあのデキなんではないかと思う。
    ・最初の話はマンガ版では少し説得力に欠けるような気がした。
    ・次の話はキャラ的にこの子がこいつを好きになるってことはないんじゃないの? って印象になった。

  • -

  • Yahoo!コミックで拾い物。本が読めない大輔と本の虫の栞子さん。「人の手から手へ渡った本そのものに物語があると思うんです」古本には古本の良さがあり。ビブリア古書堂もあと10年ぐらいしたらノスタルジーみたいなジャンルにいれられるんじゃないかと思ったり。は、さておき。「…正直、取り戻すのが難しい事は分かってんだ。ただ諦めがつかなくてよ…」せどりの志田さんの気持ちはわからなくもなく。諦めがつかないことってあるよね。

  • 原作未読で、コミックス版を読了。R.O.Dのような展開を予想していたけど、もっと日常よりです。極度の人見知りの女性店主と、ゴツイ系で「本が好きだけど文字を読むのは苦手」という不思議な男子の物語。所々で登場する脇役が魅力的なのが特徴です。せどりのおっさんをカッコいい。著者の三上 延さんの描く世界が、原作の雰囲気にあっていて楽しめました。

  • 本が好きなのに読めない無職の主人公五浦友輔。本以外のことになると、途端に人見知りになるビブリア古書堂の店長篠川栞子。
    五浦の祖母の遺品にあった、ある本について教えてもらおうと栞子を訪ねる五浦。そこで、本を読めない五浦と本の知識には長けている栞子との謎解きコミュニケーションが始まる。

    栞子さんが可愛い。五浦との相性も良い気がする。Kindleで0円だったから読んでみたけど、2巻以降も気になるなぁ。昔の出版の背景とか、書かれた年代から推察していく栞子さんがまたかっこいい。本が好きな人は読んでみたが良い。小説も気になるけど、この絵は好き。

  • Kindle無料版にて。
    そうそうコレがもうひとつのマンガ版。
    やはり原作の1巻は面白かったんだなあと。
    だからマンガも面白い。
    絵は前回読んだほうよりコッチの方が好みかなあ。
    まあでも自分の脳内イメージがやっぱり最強になっちゃうけどね。
    自分のイメージ、マンガ版それぞれ、ドラマ版。
    色々それぞれのイメージがあって面白いなあ。
    いやあますます原作読み返したくなってきたぞ。

  • 電子書籍無料版で。
    原作既読。残念ながらイメージが全然違った。もう少し柔らかく繊細に描いて欲しかった。男性向けに巨乳ばかり強調されてもツライ。

  • とある古書堂とその代理店長との縁が出来た主人公。
    今更な感じはあるけれど、面白いので是非。

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著者プロフィール

『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが累計700万部を超えるベストセラーとなる。同シリーズで、文庫作品初の『本屋大賞』候補、『本の雑誌』が選ぶ「この40年の書籍 第1位」に選ばれるなど、幅広い層からの支持を集める。

「2022年 『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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