剣客商売六 新妻(新潮文庫) [Kindle]

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  • 剣客商売シリーズの第6弾
    秋山小兵衛の息子大治郎が田沼意次のむすめ三冬と結婚をするという大きな節目の一冊。
    剣客シリーズという一連の本とは知らず第5弾の白い鬼から読み始めたのでこのシリーズを最初から読んでいたらやっと二人がという第6弾だったのだろう。
    しかし、このシリーズは面白い。苦も無くどんどん読み進めるし楽しい。次は第7弾の隠れ蓑を読むが、ここで第1ッ作目の剣客商売から読み替えてみようかと思う。

  • とうとう大治郎と三冬は所帯を持つ。

  • 剣客商売第6巻。ついに・・・、ついに大治郎と三冬が結ばれます!いや~、ここまで長かった。小兵衛いわく、朴念仁の2人、ですから、読者としても気を揉みながら読み進めてました。この巻でしっかり夫婦となり、その新婚生活も、初々しい様が書かれていて何とも嬉しい気持ちになりました。
    話は、そういったほのぼのとした一面もありつつ、事件・剣術・陰謀が渦巻いており、その中を泳ぐように潜り抜けていく秋山親子もとい小兵衛夫婦と大治郎夫婦は健在です。大治郎の結婚を経てさらにパワーアップした感じですね。今後の展開も目が離せません。

  • 作者、読者が気になっていた大治郎と三冬の関係その二人がこの作品でいよいよ一緒になる。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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