- Amazon.co.jp ・電子書籍 (119ページ)
感想・レビュー・書評
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二年後くらいにアニメ化しそうな感じ。なかなか良い。
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カテゴリは警察小説にしたが、登場人物がそれぞれ傭兵、元ロシア刑事、元テロリストなので、ミリタリー色から諜報小説色まで揺れ動く小説。また、装備品はまるでオーパーツかのような存在と扱われているアーマードスーツ(ロボット寄りか)なのでSF色もありさらにその搭乗者の能力の引き出し方は往年のサイバーパンク小説のようだ。『ハードワイヤード』とかあんな感じ。
文章はしっかりとした骨太なもので安心して読めるのだが、登場人物の感情や過去を描くシーンになるととたんに感傷的になりがちで、そこがイマイチ好みではない。
ただ、もう昨今の作家の文章は全部こんなもんだと思えばその中では群を抜いて上手い作家だろう。まあ、続編を前提にしたラストはどうかと思うけど。 -
いかにもIGとかがアニメにしそうな話だし、見てみたい気も。
なかなか面白かったんですが、まだドラグーンが本当の活躍をしないままにこの本が終わっちゃってるので続きを読まないことにはなんとも……。
ていうか外国人が日本語上手すぎる(笑) -
ハードボイルドな作品ではあるものの、3人の過去と現在に対する価値観がところどころに挟みこまれているため、ストーリーのわりに冷たい印象がない。というか、むしろ人間ドラマとして読むこともできそうなのだが、なにしろ機甲兵装同士の戦いがあまりに激しくて、ゆっくりと人間ドラマに浸っている暇がない。
全長3メートルほどの小ぶりなロボットらしいのだが、戦闘シーンの激しさたるや、もはや自分の頭の中ではガンダムの戦闘シーンになっている。複雑すぎてほぼ斜め読み。この部分がもっとわかりやすかったら、★1つ増えたのになあと思うのだけれども、好きな人にとってはこのシーンこそが醍醐味なのかもしれない。
作品全体を通しては、第1作目ということもあってか、「機龍警察」の世界感が紹介されただけにすぎない感がややあるのが残念。続編に期待。