機龍警察 [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
3.18
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本棚登録 : 47
感想 : 8
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感想・レビュー・書評

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  • 二年後くらいにアニメ化しそうな感じ。なかなか良い。

  • カテゴリは警察小説にしたが、登場人物がそれぞれ傭兵、元ロシア刑事、元テロリストなので、ミリタリー色から諜報小説色まで揺れ動く小説。また、装備品はまるでオーパーツかのような存在と扱われているアーマードスーツ(ロボット寄りか)なのでSF色もありさらにその搭乗者の能力の引き出し方は往年のサイバーパンク小説のようだ。『ハードワイヤード』とかあんな感じ。
    文章はしっかりとした骨太なもので安心して読めるのだが、登場人物の感情や過去を描くシーンになるととたんに感傷的になりがちで、そこがイマイチ好みではない。
    ただ、もう昨今の作家の文章は全部こんなもんだと思えばその中では群を抜いて上手い作家だろう。まあ、続編を前提にしたラストはどうかと思うけど。

  • 近未来の警察小説。
    レイバーみたいのを装備した警察が主役。
    警察小説っぽい捜査のシーンと、レイバーみたいのの戦闘シーンがちょうどよくまざったかんじ。

  • いかにもIGとかがアニメにしそうな話だし、見てみたい気も。
    なかなか面白かったんですが、まだドラグーンが本当の活躍をしないままにこの本が終わっちゃってるので続きを読まないことにはなんとも……。
    ていうか外国人が日本語上手すぎる(笑)

  • ハードボイルドな作品ではあるものの、3人の過去と現在に対する価値観がところどころに挟みこまれているため、ストーリーのわりに冷たい印象がない。というか、むしろ人間ドラマとして読むこともできそうなのだが、なにしろ機甲兵装同士の戦いがあまりに激しくて、ゆっくりと人間ドラマに浸っている暇がない。

    全長3メートルほどの小ぶりなロボットらしいのだが、戦闘シーンの激しさたるや、もはや自分の頭の中ではガンダムの戦闘シーンになっている。複雑すぎてほぼ斜め読み。この部分がもっとわかりやすかったら、★1つ増えたのになあと思うのだけれども、好きな人にとってはこのシーンこそが醍醐味なのかもしれない。

    作品全体を通しては、第1作目ということもあってか、「機龍警察」の世界感が紹介されただけにすぎない感がややあるのが残念。続編に期待。

著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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