ドラゴンクエスト ダイの大冒険 1 DRAGON QUEST―ダイの大冒険― (ジャンプコミックスDIGITAL) [Kindle]
- 集英社 (2003年6月18日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (323ページ)
感想・レビュー・書評
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堀井雄二監修、三条陸原作、稲田浩司作画『DRAGON QUEST ダイの大冒険』(集英社)は人気ゲーム『ドラゴンクエスト』を基にした漫画である。週刊少年ジャンプ黄金期を支えた作品の一つである。アバンストラッシュは少年時代に真似したくなる必殺技であった。アニメ化された。
本作品はドラゴンクエストを土台としながらも、独自の世界観を持っている。連載前の読み切り作品では、モンスターは平和に暮らしており、人間が悪者になっている。魔王軍との闘いになる連載後も、魔王軍が六大軍団に組織化されているところは当時としては新しかった。
ダイの師のアバンの不真面目そうなキャラクターは面白い。真面目に努力して這い上がる少年漫画のステレオタイプは後の時代に批判され、克服の対象になったが、黄金期の作品も真面目一辺倒ではなかった。鳥山明『ドラゴンボール』の亀仙人もそうである。努力と根性一辺倒でない点があることが支持され、黄金時代を作った要因であろう。
ドラゴンクエストは経験値を蓄積してプレーヤーを成長させる画期的なゲームであった。本作品もキャラクターが予想外の成長を遂げた。ポップが頼りになるキャラクターになり、ハドラーが主人公と心を通わせる強敵になった。冒頭からは考えられない展開になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いきなり魔王と戦うってしかも善戦っておかしいでしょ
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LINEマンガの1~3巻の無料公開につられてゴールデンウィーク間に再読しました。一時代を築いたRPG「ドラゴンクエスト」のコミカライズ作品のひとつです。勇者を目指す少年・ダイが、冒険の中で仲間を得て成長していく物語ですが、大人になった今は最初から冒険をともにする魔法使い・ポップの成長に目がいってしまいます。(初めて読んだときはどうだったのか覚えていません)先天的に超人的な力を持っていたダイや戦いのエリートともいえる仲間に対し、ごくごく普通の家の出身のポップ。挫折や悩み、そして逃げ出したいという思いで揺れる姿は、読者の大多数である「普通の人」と変わらず。だからこそ彼の成長とすごい仲間に肩を並べようとしてやり遂げる姿に涙します。見事な「一般人への賛歌」となった作品は、疲れて立ち止まりそうになったときに、ぜひ一読を。(bookish)
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■書名
書名:DRAGON QUEST―ダイの大冒険― 1
著者:三条陸、稲田浩司
■概要
モンスターが平和に暮らすデルムリン島。その島で唯一の人間・ダ
イは、魔法が苦手だが勇者に憧れている少年。ある日、島を訪れた
“勇者育成の家庭教師”アバンに才能を認められ、ダイは勇者にな
る特訓を開始! だが、そこへ復活した魔王が出現し!?
(From amazon)
■感想
無料でしたので、1-3巻まで読みました。
自分が小、中学生ぐらいに始まったジャンプ全盛期の漫画の一つです。
ドラクエの名を冠しており、しっかりドラクエしています。
ですが、完結した今思うのは、これ当初は、いつ終わりになってっも
いいようにストーリーを考えていたのだろうな~と感じます。
ジャンプ作品によくあることなのですが、序盤で死んだ人物が実は
生きている系が、この作品にも多々ありますからね。
今回は、初期の方しか読んでいませんが、しっかりRPGしていますの
でRPGが好きな人、ドラクエが好きな人には楽しめる作品だと思います。
あと、ご都合主義に文句をつけてはいけません。
後から後からストーリーを付け足しているにも関わらず、しっかり
最後まで終わらせているのは素晴らしいと思います。