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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4523215095051
感想・レビュー・書評
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非常に惜しい作品。
前半の第2次世界大戦を描くパートは完璧で、各国の日常の中に戦争が入り込んでくる様を音楽を軸に上手く描いている。
…が、後半の現在を描くパートへの繋ぎが上手くない。不味い。
後半は、戦争という過去を直接は持たない世代、戦争という過去がありながらも現代を生きる者、前半に登場した人物やその子どもの日々が描かれ、最後に赤十字へのチャリティーという国際平和の象徴のもとに邂逅するという、綺麗な構成なんだけど、あまりにノリが軽く、作りが安っぽく、密度がない。
戦争を乗り越えた暗さや重々しさのない明るい未来を描きたいという意図を理解した上でもただの茶番に見えてしまう。
前半からの落差はもう別映画であり、予算が切られたのか、集中力が切れたのか、そんな風に感じてしまった。
名作になり得た凡作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オムニバス形式だがまとまっていた。
オペラ座のバレエのシーンがとても美しい。登場人物が一人二役とか、なので時々混乱した。