ジャンゴ 繋がれざる者 ブルーレイ&DVDコンボ(初回生産限定) (2枚組) [Blu-ray]
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4547462085856
感想・レビュー・書評
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TSUTAYA TVでレンタル。
劇場公開時には気になっていなかったのですが、予告編を観てから興味が湧いた作品です。
母は懐かしがっていましたが、私はストーリーも主題歌も知らずに観ました。
個人的にタランティーノ監督の作品にあまりご縁がなくて、実は未鑑賞でした。
時代は南北戦争のころ。
奴隷制度や保安官のいる西部劇のころ。
大農園は10代に熱中した「風と共に去りぬ」のイメージ。
保安官といえば「許されざる者」。
銃の早打ちといえば「ヤングガン」。
そんなイメージ。
勧善懲悪のわかりやすさと、それだけでは割り切れない深さが絶妙なバランスで描かれた作品だと思います。
音楽や演出が新しさを感じさせて、観やすくなっています。
哀しい、やりきれない、そんなシーンも多くありますが、優しさと力強さと爽快感も感じさせてくれます。
キャスティングも良かったと思います。
ジャンゴ演じる、ジェイミー・フォックスは表情がとても豊かで作品ごと、シーンごとに印象が変わるので不思議な感覚になります。
「エニイ・ギブン・サンデー」の選手役、「コラテラル」の運転手役(これは彼にしては軽い印象の役ですが好きな作品です)、「Ray」レイ・チャールズ役は本当に素晴らしかった!
Wikipediaにはウィル・スミスも候補だったとありますが、このジャンゴはジェイミー・フォックスで大正解だと思います。
かっこいい!!
男気溢れるかっこいい役でした。
あとアカデミー助演男優賞を獲得されたクリストフ・ヴァルツ。
素晴らしい役柄でした。
センスがあって、意志が強くて、賢くて、勇敢で、人間味溢れる・・とても印象深い役でした。
馬車の上の歯のモチーフが可愛かった(笑)
「イングロリアス・バスターズ」観ていないので、早く観なくては・・!!
この時代の作品を観たり読んだりすると、いつも、やりきれない思いになります。
そして自国の許されない過ちを正面から捉えている、そして多くの国で公開されていること、高評価を受けられること、色々な意味でアメリカという国は凄いと感じています。
考えだしたら重くなってしまう、それをラストは爽快感に近いものに変えてしまうマジックはタランティーノ監督の手腕なのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出身や肌色で自分とは世界が違う人間だからと思う考え方ってどうして始まったんだろう。今も自分ですら気づいていない差別があるのかも。アメリカの銃依存は生活・歴史と共にあって、廃絶はなかなか難しそうだな。とか、考えるのが辛いようなことが詰まっていた。
考えてみるとタランティーノ監督作品観たのは初めて。
1番好きなシーンはディカプリオさんが飲み物をズズッと言わせるシーンです。 -
南北戦争前のアメリカ南部、自身も奴隷であったジャンゴが歯科医シュルツのサポートを得ながら賞金稼ぎとなり、離れ離れとなった妻捜しの旅へ。黒人奴隷制の目を覆いたくなるような残酷さ(R15です)を堂々と表現したアクション西部劇。 ディカプリオ演じる冷酷な領主カルビー・キャンディとクリストフ・ヴァルツ演じるシュルツとの駆け引きがハラハラドキドキの見所。人身売買という重いテーマをバックに持ちながらも、天才・タランティーノ監督手腕で娯楽として楽しめる技がちりばめられており、最後まで面白かったです。
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タランティーノの新作映画を映画館で。
黒人が奴隷として差別されていたころ、自由を与えた報償ハンターとジャンゴの旅。
タランティーノらしい癖のある笑いと、とにかくドタバタ劇の中にスタイリッシュな部分を光らせる
演出。途中、お決まりの自分出演もあり。黒人差別でニガーを連呼するし、サミュエルエルジャクソンが
黒人嫌いな白人に使える執事役をシビレルくらいナイスに演じている。ストーリーに黒人差別を持ってくるとは
かなり禁断ネタだと思うが、レオナルドデカプリオなどの豪華俳優陣を惹きつける脚本とセンスはさすがと唸るばかり。
映画館にも外国人がたくさん見に来ていたし、人気は衰えないね。 -
ネットで視聴(英語字幕)。
アメリカ奴隷制度の廃止は、リンカーン率いる北部の州と、奴隷制度存続を主張する南部が戦った南北戦争(1861-65年)の結果だが、その戦争が始まる前、奴隷制度の本場であるアメリカ南部を舞台にした西部劇。
悲惨で過酷な実態をタランティーノらしい暴力的な表現で描きながら、その境遇から脱出した黒人ガンマン・ジャンゴの活躍を描くアクション映画。
悪辣な農場主をレオナルド・ディカプリオが怪演。
背景設定は深刻だが、そこはタランティーノ、娯楽映画としてスカッと楽しめる。
●映画の英語
Django Unchained
「ジャンゴ 繋がれざる者」という邦題は、クリント・イーストウッドの「Unforgiven(許されざる者)」を踏まえてつけられたと思われる。
訳としては正しいのだろうが、日本語としてはわかりにくい。
「鎖を解かれたプロメテウス」(Prometheus Unbound)からの連想で、「鎖を解かれたジャンゴ」とした方がよかったのでは。 -
相変わらずのやりたい放題。音楽のチョイスが時々ウエスタンぽくないところなんかが、タランティーノ映画だなって感じで面白かった。
復讐劇と純愛。最近のタランティーノは昔のような斬新さはないけれども、アクセルをベタ踏みしてる感じが良い。 -
タランティーノの映画って基本的に血圧高いよね