勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践 [Kindle]

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  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • ビジネス頭は
    「ビジネスを遂行する上で日常的に役立つ他の人より一歩先を行くために必要な基礎的なものの考え方」
    とあります。
    世の中には知っていると仕事が早く片付く基本的な知識やテクニックがあります。
    その知識やテクニックを使って
    仮説設定→実行→検証
    つまりPDCAを回していくということなんやと思います。
    それは特に意識してなくても日常的にやってることなんやと思います。

    ビジネス思考力とは
    ①ビジネスの場を中心として
    ②限られた情報と時間の中で
    ③より適切な推論・判断を行い
    ④より適切な行動を起こすことで
    ⑤より高い付加価値を生み出す能力

    時間は有限です。
    完璧な情報を得ることは不可能です。
    その前提で行動すればミスもありますが遅きに失するということは無くなります。
    でもミスしたくないから行動しない人が多すぎます。
    特に高学歴な人に。
    行動さえできれば圧倒的に他者より優位に立てるということです。

    「わかってないから行動できない」
    ミスするのが怖いから行動できないというのはよくわかります。
    それなら予測精度を上げたらええって話です。
    僕は少々ミスしてても早い方が正義やと思ってます。
    遅いより全然マシって。
    ただ半歩先でもわかったらミスは減ります。
    せやからよく半歩先を読むってよく言ってます。

    本書では論理思考が身につかないのは
    「単純に質量が足りてない」
    だけと書かれています。
    基本的なテクニックを身につけて量をこなすと言うことが大切です。

    とにかく質量共に実践行動あるのみです。

  • 「ビジネス思考力は、アウトプットを見た周りの人からのフィードバックがあってはじめて磨かれます。そのためにも、「手足と口をまめに動かすクセをつけ、適切なフィードバックを得ること」が、ビジネス思考力をつける大きな要素となります。」

  • 著者によるとビジネス思考力とは、①論理的思考。②水平思考。③視覚化思考。④数字力。⑤言語力。⑥知的体力。⑦偶然力。であるという。
    羽田康祐のビジネス思考で必要なのは、①論点思考(イシュー思考)。②仮説思考。③批判思考(クリティカルシンキング)。④抽象化思考、概念思考。⑤水平思考(ラテラルシンキング)⑥コンテキスト思考。⑦アナロジー思考。⑧論理的思考。⑨分析思考。⑩問題解決思考と言っている。
    羽田康祐の方が、思考を体系的に見ている。
    勝間和代は、ビジネス思考力を5つの要件で定義している。①ビジネスの場において、②限られた情報と限られた時間で、③より適切な推論・判断を行い、④より適切な行動を起こすことで、⑤より高い付加価値を生み出す能力としている。それを要約すると「あまり時間をかけず効率よく働いて、的確なアウトプットを出し、それでたくさん儲ける方法」という。ビジネス思考力を磨くことを目的化してはいけないという。ふーむ。現世主義、現金主義なんですね。結構セコイおばさんだね。
    「間違った仮説であっても、仮説がないよりはずっとまし」と言ってしまうのだから、怖いなぁ。
    結局、右上がり、バブル思考のビジネス思考力なのだ。
    著者の頭の中の思考方法は、金儲けに一心不乱に結びつけることで成り立つ。わたしは、こうやって儲けたのよ。わたしのいうこと聞きなさいというような上から、目線があるので胡散臭さがあるのだあ。
    金儲けのための数字力、そして相手を説得する言語力、そのためにはタフでないと勝ち残れないから、知的体力を求める。そして、セレンディピティを引きつけることを強く願う。
    ふーむ。底の浅さがよく見えて、効率よく、金儲けのフレームワークなのだ。

  • 目的 思考の仕方を学びたくて読んだ。

    自分の行動 紹介されていた本を読んで頭を鍛える。

  • ビジネス思考の基礎となるフレームワークについて説明されている。とても重要なものばかりだと思うが、たくさんありすぎて、読むだけでは自分のものになかなかならないと思った。できるところから、自分でやってみることが必要だ。

    7つのフレームワーク
    ①論理的思考力
    ②水平思考力
    ③視覚化力
    ④数字力
    ⑤言語力
    ⑥知的体力
    ⑦偶然力

    印象に残ったこと
    ・質問の答えを自分の頭で考えてみることが大事。良くないのは大体ヤマカンで根拠もなしに答えること。ビジネス思考力で大事な事は、結果ではなくプロセス。
    ・知識→理解→応用→分析→統合→評価の3つのプロセスを回し続けているのが新しいことを見つけられる人。
    ・ブログは、その場で文章を不特定多数の人に読んでもらえるのが凄いところ。
    ・髪を振り乱してよいアイデアが浮かぶよりも、ニコニコ笑い、おいしいものを食べ、運動もしっかりして、自分の人生も楽しんでいる。そんな時に新しいアイデア、新しい考え方が浮かぶ。
    ・ねたまない、起こらない愚痴らない。この言葉をA4の紙に大きくプリントして会社のブースに貼っていた。その結果、頭がすっきりして、お酒とタバコをやめられた。3毒の結果によって、ネガティブな考え方、正しいことに向かうのを妨げるものを解消することができる。
    ・チャボは、著者の印税の20%をNGOのJENに寄付する。
    ・偶然力を身につけるには、
    ①よいチャンクを集める。チャンクとは、面白そうなアイディア、話、知識、フレームワーク。
    ②常に観察し続ける
    ③魅力的な人々に会う
    ④常に周りをポジティブな視点で見る。後で飛んでもだと分かったとしても、まずは信じてみる。まずは考えてみる。一旦は、あるがままにその状況を受け入れて、それを偶発力として生かしていく

  • フレームワークは世界を見る(=>切る)助けになる小道具。
    道具によって切り口が変わり、切り口が変われば世界の見え方も変わる。

    フレームワークは思考の手抜きに使うものじゃなくて
    多面的、あるいは漏れなく世界を見るためのブースター。

    フレームワークは役立つけれど万能じゃない。
    手持ちのフレームワークにおさまらない出来事に必ずや出会う。

    その時は、新しい世界の見方を考え抜くチャンス。
    手持ちのフレームワークの思いもよらない使い方、
    あるいは自分なりの新しいフレームワークを考えだせるかも。

    そしたら、きっと世界は少し違って見える。
    理解できる範囲も広がるかもしれない。

    理解、それは世界の問題を少なく、
    楽しさをより多くするための資源にもなる。
    もちろん、ビジネスにだって大いに役立つ。

    能動的な理解力を増やすために、フレームワークに親しみ、
    フレームワーク力を高めることが役立つと期待できる。

    そんなわけで、フレームワーク感覚を養うにあたり、
    具体的な行動や、関連する面白エピソードを紹介します。
    フレームワーク力、ちょっと高めてみませんか?

    そんな風に、声をかけられたような印象の本でした。



    この本の私的最重要ポイント(=実際に行動として2週間試すことにした)はフレームワーク力の拡大再生産です。

    (1) 手持ちのフレームワークを日常的に試す。

    (2) フレームワークにおさまらない出来事(未知)との遭遇。

    (3) 自分が知らないことへのちょっとした気づき。

    (4) 少しだけ新しい考え方、新しいフレームワークに至る。

    (5) 世界の見え方が変わる。理解できる範囲が少しだけ広がった状態で(1)へ。

    という流れです。
    (1)だけに注力すれば、さざ波が広がるように
    自然とフレームワーク力が高まり続ける構造になっています。

    この本には、勝間さんとその元上司の方の会話が描かれているのですが、
    そこから学ばせてもらいました。

  • 水平思考力
    視覚化力

    あたりを重点的に鍛えていきたい

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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