クラインの壷 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 描かれた年代を考えると著者の発想力に驚かされる。謎自体は予想の範囲内かも。

  • 現実も真実も崩れ去る、岡嶋二人の大傑作!
    ゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。ヴァーチャル視点システム『クライン2』の制作に関わることに。

  • ゲーム原作を謎の企業に売却した主人公。制作にも関わることに。
    ラストは…そう来たか。
    何も知らずに読んだほうが面白いと思う。
    以前、Twitterで井上夢人さんから反応もらったので、何か著作を読んでみたかった。共同制作だけども念願果たせた。

  • 記憶を消してもう一回読みたい奴

  • もう一回読みたい

  • 面白かった。
    今であればみんなが思いつきそうな話ではあるが、1989年に書かれた作品というところがスゴい。
    岡嶋二人さんの作品は、12年ほど前にいくつか読んだことがあるが、この作品は初。
    終盤はある意味予想通りの展開ではあるが、そのベタな展開が心地よかった。
    今はVRなどいろいろとあるが、どこまでリアルになっていくんだろう。

  • ラスト寸前まですごくおもしろかったのに、夢オチのような終わり方は残念でした。
    結局のところ現実?それとも、ゲーム内の話?

    「クラインの壺」というタイトルから、このような終わり方になるのは理解できるのですが、すごくモヤモヤします。

  • 昔読んだクリスクロスとの類似性を指摘されてたりして、
    どれくらい似ているのかと思ったらさほどでもなかった。
    まあ、クリスクロスよりも前に出ていたのでと言う話なんだろうとか。
    まあ、結末も含めてそれなりに面白いんだけど、途中のどんでん返しはクリスクロスの方がインパクト強かったかなあとか。
    しかし、これで岡嶋二人って解散しちゃうんですよね。
    片方は殆ど関わってなかったらしいから仕方のない話ですが。

  • ヴァーチャルリアリティがこんな30年以上前に前に描かれていたなんて、想像力がすごい!
    内容的にはピアスのあたりで想像がつきましたが、最後の最後で結局本当なのか嘘なのか主人公以上にわからなくなりました。不思議な、そして主人公がかわいそうな読後感。

  • 仮想現実を題材にした物語。89年の作品だというのが驚き。 どこからどこまでが現実でどこからどこまでが仮想世界なのか分からない。七美や姫田は内側なのか、外側なのか、どちらとも取れるエンディング。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡嶋二人の作品

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