数学に感動する頭をつくる (ディスカヴァー携書) [Kindle]

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.10
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本棚登録 : 74
感想 : 7
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感想・レビュー・書評

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  • まず、タイトルと内容を照らし合わせて、誰向けの本なのか分かりませんでした。数学に感動する頭をつくりたい大人の読み物としては、「諦めろ」と言われているような内容です。親が読む本としては、子供に数学に苦手意識を持ってもらいたくない、できれば得意になってほしいとは思いますが、「(子供に)数学に感動する頭をつくる」と考えるのは親のエゴが過ぎると思いました。
    全体に文体が横柄で、著者の熱烈なファン向けです。
    紙に書かずに頭で考えることを指標としていますが、日本の上位1%未満かそれを目指す方以外はかなり危険だと思います。思考の整理で紙に書くのは基本だと思いますので、この本を鵜呑みにして逆に数学に苦手意識を持ってしまう人もいるのではと、とても心配に思いました。

  • 自分がずっと追い求めていた「数学力」に関して根本的に考えさせてくれた本。漠然と「頭が良くなりたい」、「数学ができるようになりたい」とかではなく、数学をなぜ学びたいのか、何を目的に勉強しているのかを意識しないと無駄な知識の断片にしかならない。

    数学ができる子供に育てたいと考えている子育て世代、特にどのような勉強を自分自身が行って子供にどのように接したら良いか悩んでいる人におすすめ。

  • 数学をもっとやりたい

  • 数学は料理のようなものだそうだ。
    正確に、間違いなくレシピを覚えていくのは大変だが、その手順がどういう意味を持つのかをきちんと理解し、また他のレシピを覚えるときに、前に覚えたレシピと比較しながら考えられる。
    ひたすら暗記するのではなく、「感覚」を身につけるもの。
    「岩」とか「砂」とか言葉のように突き詰めると説明できない「そういうもの」という感覚の世界。それを身につけることで「数学的感覚」が身につき数学に感動する頭ができる、とのこと。
    感覚だから言葉で教えることは難しく、興味を持ち熱中し自分で考えることで身につく。それは表面をさらっとなぞっただけでは無理。
    この本を読んでも数学に感動する力は一切身に着きません、筆者の数学論を聞いて、ふーむ、そうだなあ、なるほどなあ、と思うだけです。
    思えば、自分も高校のときに「問題は解けるし解説も理解できるけど……なんか、こう、イメージできない」と次の問題にいく前に感覚を自分の中に落とそうとしたことがあるのですが、「イメージとか文系みたいだね、考え方が理系じゃない」と言われて恥ずかしくなって、それ以来感覚的に数学を考えるのをやめてしまったことがあります。あそこから一歩進んでいればまた違った数学の感覚がわかったのかも、とこの本を読んで気づきました。
    そして、もう今更そのような感動を体験するために数学を勉強する気力はないなあ、というのが読んだ感想と気付きです。

  • 数学を身につけるために必要な能力について解説した本。

    能力は熱中していなければ向上しません。数学能力を向上させたいなら、数学に熱中できるようにする必要があります。

    数学に熱中できて数学能力を高めるためのヒントが本書に書かれています。

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著者プロフィール

元駿台英才セミナー講師

「2019年 『暗算力 誰でも身につく!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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