バカボンのパパと読む「老子」<バカボンのパパと読む「老子」> (角川SSC新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 時代の進化は老子の教えに逆らうかのよう。その行き過ぎさえも老子の想定内。当たり前の事すぎて誰も見向きもしないのかも。
    本当の生きやすさ、心の平和はここにあります、何千年も昔から。
    荘子も好きだけど老子も良いです。
    若い時に読んでも理解できない本の一つでしょう。
    無敵に関しては内田樹氏の修業論に書かれている通りですね。学びを断てば憂いなし、は現代人の抱えすぎへの警鐘です。
    どの章も、本当その通りと頷きながら読めればそれでいいのだろうなと思います。先人の知恵というのはつくづくありがたいものです。
    老荘と孔孟の好みの分かれ目は人の体質なのかとも思います。功名をあげたい積極的な方は孔孟向きでしょう。対して老荘は近年日本で蔑ろにされてきた受身的な人の救いとなる教えだと思います。

    天才はバカで、バカは天才なのだ。これでいいのだ。

  • 「訳文」が無為自然ではなかったなぁ。

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著者プロフィール

ドリアン助川 訳
1962年東京生まれ。
明治学院大学国際学部教授。作家・歌手。
早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。
放送作家・海外取材記者を経て、1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。ラジオ深夜放送のパーソナリティとしても活躍。担当したニッポン放送系列『正義のラジオ・ジャンベルジャン』が放送文化基金賞を受賞。同バンド解散後、2000年からニューヨークに3年間滞在し、日米混成バンドでライブを繰り広げる。帰国後は明川哲也の第二筆名も交え、本格的に執筆を開始。著書多数。小説『あん』は河瀬直美監督により映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムとなる。また小説そのものもフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなど22言語に翻訳されている。2017年、小説『あん』がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞(Le Prix des Lecteurs du Livre du Poche)の二冠を得る。2019年、『線量計と奥の細道』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞。翻訳絵本に『みんなに やさしく』、『きみが いないと』(いずれもイマジネイション・プラス刊)がある。

「2023年 『こえていける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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