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感想・レビュー・書評
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本の向こうは海なのか、川なのか、森なのか。草子にとっては大海原のようだ。初めてのブックガイドは「老人と海」よくわからないなりに一生懸命よみとこうとする真摯な姿に胸打たれたのは青永遠屋のかつてのライバル潮見堂の沖浦さんだった。草子は両親の不仲に父のネグレクトと飲酒でのトラブルの割にすれずにここまで育ったもんだと感心する。それは本という逃げ場があったからかもしれないが。青永遠屋という古書店の出会いが、彼女に好ましく変化をもたらす。彼女はすでに「始まり」の切符を手にしているようだ。
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