草子ブックガイド(2) (モーニングコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 本の向こうは海なのか、川なのか、森なのか。草子にとっては大海原のようだ。初めてのブックガイドは「老人と海」よくわからないなりに一生懸命よみとこうとする真摯な姿に胸打たれたのは青永遠屋のかつてのライバル潮見堂の沖浦さんだった。草子は両親の不仲に父のネグレクトと飲酒でのトラブルの割にすれずにここまで育ったもんだと感心する。それは本という逃げ場があったからかもしれないが。青永遠屋という古書店の出会いが、彼女に好ましく変化をもたらす。彼女はすでに「始まり」の切符を手にしているようだ。

  • 草子が読んでブックガイドを書いている本は
    殆どが現代小説ではないので
    情けないことに、殆ど読んだことがないのですが
    ブックガイドで紹介されると
    読みたいという気持ちが膨らみます
    本の紹介だけではなく、
    草子を取り囲むストーリーも切ない
    4巻が待遠しくて仕方がありません

  • 2013 6/16読了。Kindle版をiPhoneで読んだ。
    本を読んだ感想(と、言えるのか? まさにブックガイドとしか言いようのないような?)をまとめたブックガイドが印象的なシリーズの2冊め。
    ボルヘスの奇想集や賢治の銀河鉄道の夜が出てきたりする。
    草子に友達もできるし、恋の予感もあるし、親父は相変わらずダメで何度、立ち直りそうになってもまたダメになってるけど、そんなダメ親父でもいないとダメらしいこともわかったりする。

    ・・・しかし字が細かいのでiPhoneで読むには向いていないな・・・(苦笑)

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著者プロフィール

高知県出身。1995年、『ハヤ子サケ道をいく』(玉川敏秀名義)が「アフタヌーン」の新人賞である四季賞で入賞しデビュー。2009年に『草子ブックガイド』が「モーニング・ツー」で連載スタート。メフィスト2016年VOL.2~2019年VOL.2まで『西荻ヨンデノンデ』を連載。

「2020年 『西荻ヨンデノンデ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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