- Amazon.co.jp ・電子書籍 (232ページ)
感想・レビュー・書評
-
TV局の新卒採用を「バカ枠」で通過した主人公・雪丸花子。報道部に配属されたはいいものの、初日から現場へ駆り出されてしまい、いきなりマイクを握る羽目に。
最初っから波乱万丈、佐々木倫子さんらしい報道コメディ。本人はいたって真面目だけどやってることがちょっと斜め上をいく主人公で、安定の面白さです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はちゃめちゃ新人のパワフルさに触れて元気になる.
-
ナース、レストランのオーナーと来て、
今回はテレビ局の一般職。
皆それなりに、
ちゃんとしていないといけない仕事。
でも今回もやっぱり、ちゃんとしていない。
けれど独特のバイタリティによって、
すべてを乗り切ってしまう。
周りに迷惑かけまくりなのに、
不思議と周囲を味方につける。
嫌われてもおかしくないのに、
あまりの天然ぶりにほっと置かれない。
面倒みないといけないと、むしろ寄ってくる。
適当で無神経で厚顔無恥でも、
ある面では誰よりまっすぐ。
明るく前向きで局面を打開する。
そうした部分が人を惹きつけるのだと思う。
出る杭は打たれるが、
出過ぎる杭は打たれない。
変に引き返そうとせず、
そのまま突っ切ってしまえば、
愛されるのかもしれない。
地方のテレビ局、同期入社の緩やかな連携もいい。
アナウンサーもいれば、一般職もいる。
一般職も、編成・報道・技術・営業と、
職種もさまざま。
バッディングせず、ほどほどの距離感をもって、
付き合っていける。
主人公は、どうやら「バカ枠」採用。
バカが会社を活性化させる。
それは嘘のようで、真実な気がする。
テレビ局だからできるのか。
会社にもあるのか。
あくまで漫画の世界の中だけなのか。
でも「バカ枠」って、いいなと思う。 -
主人公がドジっ子や勘違いキャラだとイラつくタチなんですが、この話は全然問題なし。とにかく楽しい。テレビの裏側みたいなのも興味深い。
-
チャンネルはそのまま!(1) (ビッグコミックススペシャル) [Kindle] 失敗に向けて突っ走る主人公に、年ともいえないもどかしさを覚えるが、なぜか読後感はとても良い。
-
北海道のローカルテレビ局HHTVを舞台に「バカ枠」採用と噂される新人記者雪丸が繰り広げるお仕事コメディ。この漫画、実写ドラマの全国一挙放送を機に読みましたが、なまら面白い!
雪丸の天然おバカぶりを、いつも彼女に巻き込まれる同期記者の山根くんと同じ目線で眺めて一緒に腹を立ててしまう場面もありますが、気づけば彼女を核に思いがけない泣き笑いのスペクタクルが生まれている。そんな物語です。
時々織り交ぜられる、山根くんを初めとする同期の仲間の奮闘と成長のエピソードも魅力的。また、情報部の小倉部長(実はバカ枠の大先輩)の、破天荒ではた迷惑な上司である一方で、物事の本質を見抜く目と卓越した実行力を持った人物像も、どこか同じ作者の代表作『動物のお医者さん』のアフリカ大好き漆原教授を彷彿とさせて楽しいです。
それにしても雪丸、超元気で賑やかで、いつでも真剣で(ここ重要)、眺めている分にはわくわくして面白いのですが、部下には決して持ちたくない……。報道部デスクの苦悩がしのばれます。
-
北海道の札幌にあるローカルテレビ局「北海道☆(ホシ)テレビ」の記者として、不名誉にもバカ枠で採用されたと噂されてしまう雪丸花子。初っ端から主に彼女を発端とした騒動が起こりつつも彼女なりに奮闘する。