諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない [Kindle]

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  • プレジデント社
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感想・レビュー・書評

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  • 諦めるの語源は「明らかにする」という意味で、前向きな意味を含んでいる。世の中のほとんどのことはトレードオフだ。何かを選ぶということは何かを諦めるということだ。むしろ、諦めた数だけ成長すると言ってもいい、と為末さんは言う。人に左右されない自分独自の価値観に気づき、諦めるという選択を前向きにとらえることで世の中をサバイブしていこうというのが本書の趣旨である。
    やりたいことがいっぱいで追い込まれている人にはおすすめです。いいガス抜きになる。

  • Kindleにて読了。
    一気読み。


    ・方向転換する理由について。
    「飽きたから」で方向転換する人の話は面白かった。この人は自分に似てる。法学の道を辞めた理由は,かっこいい細々としたものはたくさんあるけれど,やっぱり最も大きなものは「飽きた」のと「一番にはなれない」と思ったのと,「もっと面白そうなのがあった」からだと思う。当時を振り返って興味深いのは,サンクコストについては考えていなかったこと。それよりも一番になれないことについて3年もやれば悟って,その道を継続する方が辛かったように思える。

    ・考え方について。
    好きな一節は,「自分に向いている仕事を作れないか?」「自分が一番になれるスポーツを作れないか?」という発想。一番という序列を持ち出すとちょっと自分の考え方とは違うのだけど,自分が最も輝くようなものを新たに作り出すことはよくやっていたように思える。ルール作りとか。
    でもそれ以上に,一番みんなが面白がれそうなもの,を作るのが好きだったかな。あんまり自分の得意不得意に基づいてみんなを誘導したりはしてなかったかも。そこはちょっと違うか。

  • これは良い本。
    日本を代表する元ハードル選手の為末さんだからこそ書けた内容だと思う。
    トップレベルで競っている選手がどこかでぶつかる壁に対して、「諦めずに続けて努力すれば必ず報われる」と言った理想論をバッサリと切っている。その言葉を信じて競技を続けた結果、30歳以上で普通の社会人になっても採用してくれる所は無い。現実を見極め、勇気を持って諦めて別の勝ちやすいフィールドで勝負する方がいいと説く。
    為末さんはたとえオリンピックのメダリストになっても、「知名度があれば大丈夫」と周囲の言葉を鵜呑みにしているとあっという間に忘れ去られてしまうと決して油断しなかった。
    以下この本の中で感銘を受けた言葉。
    ・できないことの数が増えるだけ、できることがより深くなる。
    ・何一つ諦めないということは立ち止まっていることに等しい。
    ・応援してくれる人が責任をとってくれるわけではない。
    ・ルールと締め切りは絶対守る。
    ・人はすごいことをやって引き上げられるというより、「こんなの普通でしょ」と思うレベルの底上げによって引き上げられる。
    日本の美徳感覚で言われ続ける言葉「諦めなければ夢は叶う」に真っ向からもの申したこの本。間違いない良書。

  • なんとまぁ冷静に客観視する人だこと。
    サラリと読めて、考え方も素晴らしく良い本でした。
    「諦める」は「明める」ことで決してネガティブな意味ばかりじゃなく、明らかにしてその上で次どうするのかっていう次に進むいい言葉だったのね。
    ものは考えようで冷静に客観視して物事を捉えることができると、無駄に苦しむことが少なくなるかもな。
    人となりが現れてる。他の本も読んでみたいと思わせる内容でした。アスリートさすが。

  • 今のところイマイチかなあ…。評判先行。

  • ほぼ同意同感
    あー仕事諦めようかなぁ〜(違)

  • 「辛くても続けなきゃ」「途中で投げ出すなんてよくない」

    こういった固定観念の呪縛から解き放たれた感覚がした。読みながら、何度も「うんうん」ってなった。でも日常に戻ると、また本を読む前の自分に戻っちゃう気がするから怖い。何度も読んで、どんな自分の選択も肯定してあげられるようになりたい。

  • なんかいまいち、、、
    途中であきらめました

  • 3度のオリンピック出場者であるアスリートの為末さんが、自分の経験から書かれています。
    諦めると言ってもネガティブではなく、ポジティブに諦める。
    人生の選択をアスリート人生から、とてもうまく教えてくれます。
    無我夢中に努力している人、挫折、夢破れた人、客観的な気持ちにさせてくれるお勧めの本です。

  • 恐らくここ数年間に読んだ本の中で最も多くハイライトの線を引いた本。為末さんとはこれほどまでに成熟し達観した人だったのかと改めてその思慮深さに驚きました。金言が多すぎてお腹いっぱいになります。

    ■メモ
    ・諦めるとは、真理や道理を明らかにしてよく見極めるという意味
    ・憧れ、夢想する相手がいるとき、出発点の違いをわかっておくこと。相手が自分の延長線上にいる人かどうかを見極めることが重要
    ・さしたる努力をすることなく勝ってしまうフィールドを探すほうが間違いなく勝率は上がる
    ・論理的に突っ込んでいくと、成功と努力の相関関係はどんどん曖昧になる。やればできる↔できない人はやっていない?
    ・願望と希望を錯覚するとやめどきを見失いがち
    ・自分ができる範囲について体感値が無いと危うい
    ・自分の走っている人生の横には別の人生がある
    ・メダルをとることと山に登ることになんの違いがあるのか。人生は暇つぶしだと思えば
    ・選択が正しいかどうかはわからない。納得感をもって終えるしか無い。
    ・決断を引き伸ばすことは心地よい、周囲との関係性を断ち切れないことと同じ
    ・自分のレベルを上げるならトップレベルに触れること
    ・人生の目的は絞りにくい、戦略と同じ、何を勝利条件とするかによる
    ・どこで勝つかより何が勝ちかをはっきりさせておくことが勝利につながる
    ・人生とはトレードオフの積み重ね、ジレンマを解消するためには優先順位を決めるしか無い
    ・時間の限界をきちんと見て、計算高く、言い換えると限りある人生を納得行くように生きること

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