ついていったら、こうなった ―キャッチセールス潜入ルポ― [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 会社に、リトグラフを買った人がいました。
    50~100万円くらいだったと聞いたように思います。

    この本に出てくる詐欺事例は、どれもそのくらい前後の費用を出させるものです。
    リスクを冒して人からお金をだまし取るビジネスとしては、このくらいの費用を回収しなければ割に合わない、ということなのでしょう。

    クーリングオフできるから大丈夫、というように思われるかもしれません。
    しかし、そのような手続きをとらざるを得ない状況にならないことが大切です。そのために、消費者も勉強しましょう。

    リトグラフの展示即売会は、私も若いころに声をかけられてのこのこ入ってしまったことがあります。イルカの絵を薦めてきましたが、好き嫌いありますよね。私はずばずば「好きじゃない」って言ってしまったかも。もちろん買いません。

    自分から(自らの意思で)店舗に出向いて購入契約を結んだものはクーリングオフにはなりません。そこが狙いで展示会場に足を向けさせているのだと思います。キャッチセールスの場合はクーリングオフできる、という規定もあるのでこの場合は適用できるかもしれませんが、どちらにせよ面倒に巻き込まれないほうがいいことは言うまでもありません。「彼は自分から展示会場にきました」と言われて、反論/証明しなければいけないのは自分です。
    (私は1,000円でも、ただでも要らないわ。あのイルカの絵。)

    見るだけ無料、体験無料、、、、
    無料はありえません。異様に安いエステ体験も最近目立っていて気になります。
    無料/低価格の分はどこかで回収しなければなりません。もっと大きな形であなたから回収されてしまいます。

  • ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ。多田 文明先生の著書。悪質なキャッチセールスは無視するのが一番だと知っていても、悪質なキャッチセールスを悪質なキャッチセールスだと気付かなかったり、悪質なキャッチセールスかもしれないと思っていてももしかしたらという欲望や誘惑に負けて悪質なキャッチセールスに引っかかってしまうことはあるのかもしれない。でもキャッチセールスのすべてが悪質なキャッチセールスというわけではないから、決めつけてしまうのは失礼なのかな。

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著者プロフィール

ルポライター、キャッチセールス評論家、悪質商法コラムニスト。1965年北海道旭川市生まれ、宮城県仙台第三高等学校、日本大学法学部卒業。雑誌にて『誘われてフラフラ』の連載を担当。2週間に一度は勧誘されるという経験を生かしてキャッチセールス評論家になる。これまでに街頭からのキャッチセールス、アポイントメントセールスなどへの潜入は100カ所以上。キャッチセールスのみならず、詐欺・悪質商法、ネットを通じた詐欺商法にも精通する。2022年「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)、「情報ライブ ミヤネ屋」(ytv系)などで旧統一教会に約10年間在籍していたことを公表し、大きな反響を呼んだ。著書に『ついていったら、こうなった』(彩図社)、『あなたはこうしてだまされる 詐欺・悪徳商法100の手口』(産経新聞出版)、『だまされた! 「だましのプロ」の心理戦術を見抜く本』(方丈社)、『マンガ ついていったらこうなった』『迷惑メール、返事をしたらこうなった。』『あやしい求人広告、応募したらこうなった。』『サギ師が使う 人の心を操る「ものの言い方」』『サギ師が使う 交渉に絶対負けない悪魔のロジック術』(イースト・プレス)などがある。

「2022年 『信じる者は、ダマされる。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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