完全独習 統計学入門 [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • 統計学とは何か
    ■記述統計              
    ・得られたデータから特徴を導く      
    ・課税のための人口調査、環境調査など   

    ⇔ 推測統計
    ・部分から全体(把握しきれない大きな事象や未来)を推測する
    ・選挙速報、株価予想、地球温暖化予想など

    ■標準偏差:データが平均値の周辺にどれくらいのばらつきを持っているか
     →統計学にとって最も重要な道具

    ■統計           ⇔  確率
     過去に起きたことの記述     未来に起きることの記述

  • 取っ掛かりはかなりわかりやすかったのだが、後半カイ二乗分布あたりは急にわかりにくくなった。数学者が書く中級編は一気に難しくなる傾向にあるな…

  • 【統計学入門】との名称にふさわしく、平均・分布・標準偏差といった統計の初歩的な部分をなるべく数式を使わずに理解できるように説明されています!
    前半戦は数学が苦手でもついていけるレベルなので、統計初心者におすすめ。「標準偏差」をバスの到着時刻の例やサーフィンの例で喩えてあるなど、標準偏差の意義についてよくわかる良書です。
    流石に、統計学的検定のあたりは徐々に難しさを感じる内容になってきていますが、統計学的検定のそもそもの意味など、本質を理解するにはこれ以上ない書籍

  • ●一般正規分布
    平均値:μ、標準偏差(S.D.)がσの正規分布95%信頼区間は、
    (μ-1.96σ)~ μ+1.96σ

    ●チェビシェフの不等式
    正規分布でない一般の分布に対しても、σ×k(k倍の標準偏差)以上離れるデータは
    全体の1/k^2の比率以下しかない

  • ほとんど数式を見ることなく推定・検定がすんなり理解できた素晴らしい本。

    この本でざっくりと理解したあとに巻末の参考文献にあたればより理解が深まりそう。

  •   

  • 統計学の入門の入門である。

    最初に平均や標準偏差の意味を言葉で説明する。本書いわく、標準偏差の説明にここまで紙面を使って解説するのは本書以外にない、というくらいに説明している。
    標準偏差ってそんなに理解しにくい概念だろうか、と思うけれど、おろらく筆者の経験上、初学者は標準偏差という概念がとっつきにくいということを知っているのだろう。

    その後に、具体的に統計とくに検定について説明している。
    検定の流れを説明する感じである。詳しい数学的な説明はすべてすっとばして、χ二乗分布やt分布を天下り的に与えて、こんな式変形すると95%の信頼区間で検定できるのだ、という流れ。

    まぁ初学者で少し統計を知っている人が復習のために読むくらいで、少しまじめな統計の教科書の準備段階で読むくらいの本であると思う。

  • とにかく簡単!
    入門書には最適だと思います。

  • 良書。易しすぎず、難しすぎず、統計の初歩を理解し、全体を把握できる。本書の内容をある程度理解することで、次のレベルに進みやすくなるだろう。
    推定、カイ二乗分布、t分布など、長年理解できなかったことを、多少なりとも理解できるようになったことが収穫。

  • かなり説明が分かりやすくシンプルになっているので読みやすく理解しやすかった。
    数式も出てきますが必要最低限に留めているので基本的な事を理解したい人には良さそうです。

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著者プロフィール

小島 寛之(こじま ひろゆき)
1958年東京都生まれ。東京大学理学部数学科卒業。同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。
現在、帝京大学経済学部経済学科教授。専攻は数理経済学、意志決定理論。
数学エッセイストとしても多方面で活躍しており、そのわかりやすい語り口には文系・理系の読者を問わず定評がある。
主な著書に『使える!経済学の考え方』『数学入門』(以上、ちくま新書)、『天才ガロアの発想力』『ナゾ解き算数事件ノート』『21世紀の新しい数学』『証明と論理に強くなる』『【完全版】天才ガロアの発想力』(以上、技術評論社 )、『無限を読みとく数学入門』(角川ソフィア文庫)、『数学的推論が世界を変える』(NHK出版新書)など多数。

「2021年 『素数ほどステキな数はない  ~素数定理のからくりからゼータ関数まで~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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