決戦 奥右筆秘帳(十二) (講談社文庫) [Kindle]

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  • レビューもれ
    最後までかちぬいた立花の筆の力をまざまざと見せつけられました

  • 治済の野望と宿敵 冥府防人との対決 全ての決着が付く完結編。意外と長く続き少し同じような展開で中だるみもあったが、武と文の取り合わせがなかなか良い面白いシリーズだった。最後に相応しく盛りだくさんの内容で併右衛門の筆の力が存分に発揮されたのに比べて、衛悟の戦いは引っ張った割にはあっさり終り。シリーズの最後の華とも言える決戦はもう少し衛悟にも防人にも見せ場が欲しかった。治済と家斉の直接対決もなかなか読み応え在り。ラストは「勘定吟味役」に似たもので続編ありかと期待を持たせる。筆者のあとがきも良かった。

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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