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感想・レビュー・書評
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初めは難しく感じますが、読み進めるととても惹きつけられる本です。これから生きていくために必要な心の持ち方などが体験談に交えて書かれています。
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===qte===
バリュエンスホールディングス社長 嵜本晋輔氏
「戦力外通告」からの道標
2023/5/20付日本経済新聞 朝刊
高校を卒業してサッカーJリーグのガンバ大阪に入団したが、3年目の2003年に戦力外通告を受けた。現在はブランド品買い取り専門店などを運営する上場企業の社長だ。
ガンバ大阪を退団した後、社会人チームを経て、家電などのリサイクル店を経営していた父のもとで商売を学びました。それまでサッカー一筋で、読むものといえばスポーツ新聞くらい。経験を補うという意味で読書は本当に貴重な体験です。
気づけば手元にとり、パラパラとページをめくって気づきを得る。私にとってそんな書は『7つの習慣』です。初めて手にとったのはサッカーをやめた直後。当時はピンとこなかった部分もあるのですが、今読むと受け止め方が違います。
この本が説くのは主体的な責任ある生き方です。自分に起きたできごとをどのように受け止めるか、ということ。私の人生においては、何と言っても戦力外通告です。まだ20歳代で自信もあった私は、クビになったのは自分のせいではないと反発していました。絶対に見返してやる、と。他者に責任を転嫁する生き方、つまり「他責」だったのです。
しかし、サッカーで通用しなかった事実を客観視し、自分を成長させる機会ととらえない限り、ひとは前に進めません。「自責」の生き方です。蹴りたい方向にボールを蹴ることができるか。動きたいように動けるか。つまり、プロとして通用するか。アスリートならば自分が一番分かっているのです。感情に邪魔されず、客観視できれば次の道が開けます。
バリュエンスは中途採用の社員が多く、ほかの会社に転職される方も少なくありません。転職が「自責」によるものなのか、それとも「他責」なのかが重要なのだと思います。後者であればずっと転職をくり返すだけではないでしょうか。
戦力外通告を受け、サッカーを諦めてからの人生の道しるべとなった本は、物事のとらえ方や心のありように関する内容が多い。
20歳代で読んだら分からなかっただろうなと思う本は、いろいろありますね。『ニュー・アース』もそうです。悪いことが起きても、どのように名づけ、心の中のどこのホルダーに収めるかで世界の見え方が変わります。ネガティブなホルダーに入れるのか、ポジティブに言い換えて、別の場所に入れる習慣をつけるか。
例えば「忙しい」は「大人気」。「挫折」は「ターニングポイント」。「失敗」は「機会」。解釈を変え、別の言葉を探せば、感情と思考を切り離すことができます。
バリュエンスの前身であるSOUの創業から十余年。会社の次の10年を展望し、「大切なことにフォーカスして生きる人を増やす」というミッションを掲げることにした。
今後の10年を考えるうえで役立ったのが『より少ない生き方』。Less is moreという考え方を学ぶことができました。ブランド品の買い取りは、顧客にいかに高い値段を提示するかという、プライシングの機能に目が向かいがちです。
しかし、この競争は激しく、ビジネスはすぐに陳腐化してしまいます。過去のバリュエンスも価格という機能で勝負してきましたが、それでは長続きしないと思っていました。
そもそも価格、すなわちお金と幸せは必ずしも一致しません。いろいろな方に人生で幸せだと思ったことを尋ねました。ほぼ例外なく、お金とは関係ないことですね。私自身の例を挙げれば、サッカーの練習に明け暮れ、勝利した高校時代です。
だから、モノの買い取りで単に高い価格を出すだけでは、価値にはならない。そうではなくて、モノを手放す行為の意味を伝え、顧客と共有する。サーキュラーエコノミー(循環型経済)への参画や環境負荷の削減など、モノを手放すことには様々な意味があります。余計なものを手放せば、大切なことに集中できます。「買い取る」ではなく「手放していただく」。そこに価値が生まれるはずです。
(聞き手は編集委員 小平龍四郎)
【私の読書遍歴】
《座右の書》
『完訳 7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著、フランクリン・コヴィー・ジャパン訳、キングベアー出版)。初めて手にとった時のことはよく覚えていない。街の書店で目に留まり、インスピレーションが湧いて購入。のめり込むように読んだ。社内研修にも役立てている。
《その他愛読書など》
(1)『より少ない生き方』(ジョシュア・ベッカー著、桜田直美訳、かんき出版)
(2)『ニュー・アース』(エックハルト・トール著、吉田利子訳、サンマーク出版)
(3)『才能の正体』(坪田信貴著、幻冬舎)
(4)『ザッポス伝説』(トニー・シェイ著、豊田早苗、本荘修二訳、ダイヤモンド社)。対顧客目線で組織をつくる上で良い教訓を得た。
(5)『NETFLIXの最強人事戦略』(パティ・マッコード著、櫻井祐子訳、光文社)。組織をいかにアップデートさせるか。米国だからこそできる、とも思う。
(6)『生き方は、選べる。』(クリス・モンセン著、フォレスト出版)
さきもと・しんすけ 1982年、大阪府出身。2001年にガンバ大阪に入団。サッカー引退後に起業し、18年に当時の東証マザーズ上場を果たす
===unqte=== -
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エゴという、人間持つ無意識な思考は過去の環境や、経験など様々な要因で現れる。エゴは人間であったり、物に自己同一性を求める。人間には自分と同じ考え方ではないと、排除したり敵視をする。
エゴが組織的になると、戦争などが起こる。
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タイトルだけで、宇宙や惑星の話だと思って買ってしまった。いきなり地球最初の花とかポエムを読まされたりスピリチュアルな目覚めとか言い出したりでカルチャーショック。最後まで何の話だか掴めないままだった。哲学や禅に興味を持つきっかけになるなら意義のある本かもしれないがとにかくわたしには合わない。