本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (182ページ)
感想・レビュー・書評
-
荘園の説明が非常に分かり易い。『荘園(伊藤俊一)』を踏まえると理解が進みます。墾田も国衙領であり収納先を受領でなく中央に切り替えたものが荘園。天皇は荘園領主になれないので、上皇が家長として家領荘園を領有した。領家職は院・摂関家からの預所職でしかなく、清華家の久我氏ですら本家職を所有できなかった。平家没官領は領家職、全国二十八ヵ国の知行国主・受領を兼ねても収入はかなわない。高倉上皇の早逝により後白河院政が復活、院政が続いたのは院領荘園群の管理・統括のため。承久の乱後、幕府は院領分割をもくろんだ(2013年)
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示