天使の分け前 [DVD]

監督 : ケン・ローチ 
出演 : ポール・ブラニガン  ジョン・ヘンショー  ガリー・メイトランド 
  • 角川書店
3.32
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本棚登録 : 206
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111245052

感想・レビュー・書評

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  • 音楽がちょっとちゃっちい(というより、スコットランドのローカル音楽感)があってB級さがどうしても出てしまってたけど、面白かった!
    登場キャラも、オープニングでは目立たないけど、話が進むに連れて味が出て来てよい。
    割れるシーンはうわああ〜〜!!もおおお!!になりましたが、子供ができて変わったロビーの姿は素敵でした。
    あとスコットランドなまりは何言ってるか分からん時が多いです。

  • 「Angel's share(天使の分け前)」とは、ウィスキーの熟成中に水分などが蒸発し目減りした分のことなんだそうです。
    素敵な言い方ですね^^
    さて、映画ですが、おもしろかったことはおもしろかったんだけど。
    エンディングがちょっとねぇ・・・って思ってしまいます。
    ケン・ローチ監督はこういう庶民や底辺で生きていく人々の映画を作らせると天下一品ですよね。
    欧州は昔から格差社会。特にUKはいろいろと民族間の問題がありますからねー。
    主人公の青年は赤ちゃんが産まれるし、親たちに認めてもらおうと更正する努力はするんだけど。
    見ていて人の繋がりって時には人生を変えるほどの影響を受けたりと素敵だなーって感じました。
    仲良くなった問題児4人のロードムービーでもるんだけど、おバカや下品なこともするけど何かに目覚めていく姿が微笑ましかったです。
    ラストもほのぼのはするんだけど・・・これから真っ当に生きようとしている人がこんなことしていいのかよぉ!と素直に喜べない部分はありますけどねぇ(苦笑)
    ちょっとそこが引っかかる部分でもあるんです。
    ネタバレになっちゃうから・・・言えないけど(笑)
    ウィスキーのテイスティング会とかの場面は素直に楽しめました^^

    本作品は、第65回カンヌ国際映画祭審査員賞の映画でもあります。

  • え、これってそんないい話・・・?と、観終わってしばし呆然。
    粗暴な前科者が、実はウィスキーのテイスティングには優れたセンスをもっていて・・・という設定は興味深くて期待させるのに、ストーリーにはまったく生かされてないし。
    ウィスキーに100万ポンドもはたけるような金持ちからちょっとかすめとるくらい「天使の分け前」だと、この「社会派」監督は言いたいのだろうけど、お前にとっての課題は、自分がやってきたことにどうやって責任をとるかって問題だったはずだろ!大金せしめたらどうにかなるとでも思ってんのか、と、主人公の耳ひっぱって説教したくなるよ、ほんとに。
    とりあえず頭の悪い低階層の仲間には金を配分して満足させておいて、自分だけはうまく取引して車と金を手に入れ、妻子と安楽な中産階級の仲間入り、という主人公の態度がまったく気に入らない。このあと仲間のひとりがアブク銭でトラブルを起こして警察ですべてしゃべっちゃうという筋書きに1票だな。

  • 悪事から足を洗うために、再び悪事を働くのはどうかと。
    どうせなら、主人公のテイスティング能力をもっと生かしてほしかった。

    例えば、蒸留所の人が貴重なウィスキーをすり替えてオークションにかけていて、それを主人公が暴く、というようなほうが個人的にいいと思いました。

  • JAL機内にて。ウィスキー蒸溜所見学のシーン見ていたらイギリスの島々に行ってみたくなった。
    ストーリーは期待していたより膨らまない感じ。彼女の家族や敵との確執、あるいは、主人公のウィスキーのティスティングの才能がもっと描かれるのかと思った。結局、盗みで解決する、というのもイマイチ・・・。主人公はたまたま運よく社会復帰の切符をつかんだけれど、他の連れは金が尽きればまた悪事を働くのだろうし、負の連鎖はなくならないのだろうな。。。

  • (失礼ながら、)敢えて「傑作」、と言うほどではなかったのだが、十二分に楽しめる作品でした。

    ケン・ローチ作品は、これの他には、「ルート・アイリッシュ」しか観ていません。「ケス」とかは、観ていません。
    聞くところによると、「ルート・アイリッシュ」みたいに、暗い映画ばかり撮っていた監督らしいのですが、今回は、ハート・ウォーミング。

    ラストは、「倫理的に、どうなのか」という疑問が湧いてこないではないが、エンドロールが、ものすごく短くて、エンディングの「500miles」がカッコよかったので、あんまり気にならなかった。


    この映画の劇場パンフで、日本のウィスキーが、世界五大ウィスキーに数えられていることを知りました。

  • 2013.7.28 川越スカラ座で観る。

    ウヰスキーが熟成する途中で1年間に2%ずつ蒸発して減る分を"天使の分け前"という。

    暴力事件を起こして捕まったロビーは、まもなく子供が産まれる事もあり、
    裁判所から服役ではなく社会奉仕活動をするように言い渡される。
    社会奉仕活動の責任者ハリーから誘われ、ウヰスキーの会や蒸溜所見学を通して
    興味を持ったロビーはテイスティングの才能を発揮させていく。

    予告編 http://youtu.be/UkoFG_XnPfY

    蒸溜所見学行きたい!
    今度帰省した時は絶対に余市のニッカ行ってくる!

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著者プロフィール

映画監督。
1936年、イングランド中部・ウォリックシャー州生まれ。「キャシー・カム・ホーム」で初めてTVドラマを監督、『夜空に星のあるように』で長編映画監督デビューを果たし、『ケス』でカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭グランプリを受賞。その後、世界三大映画祭などで高い評価を受け続けており、カンヌ国際映画祭では『麦の穂をゆらす風』『わたしは、ダニエル・ブレイク』の2作でパルム・ドールを受賞。

「2020年 『家族と社会が壊れるとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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