- Amazon.co.jp ・電子書籍 (352ページ)
感想・レビュー・書評
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自分の主張を相手の記憶に焼き付けるためにはどうしたらいいかという本。タイトルからは「素晴らしいアイデアで問題解決!」みたいな印象を受けるが、実際はコピーライティングやプレゼンテーションについての話に近い。俺が読んだことのある本だと『TED 驚異のプレゼン』がジャンルとして近い。
本書は記憶に焼き付けるための要素を6つに絞り込んで、その要素が多く含まれているほど優れた方法だと述べている。6つの要素とは以下だ。
・単純明快さ
・意外性
・具体性
・信頼性
・感情
・物語
したがって自分のプレゼンや広告が優れているかを判断したければ、この6要素が含まれているかを確認すればよい。
本書ではこれらの理想として、都市伝説を例に挙げている。都市伝説は往々にしてこれらの要素を多く含んでいるため、記憶に焼き付き、人から人へと伝わっていくわけだ。今ならバズるツイートも同じことが言えるだろう。バズりたければ140字にこれらの要素を盛り込めばいいと、マックで女子高生が言っていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
記憶に焼き付くアイデアの六原則について解説していて、プレゼンする機会の多い社会人/学生さんにはとても有益な本だと思います。
単純明快である
意外性がある
具体的である
信頼性がある
感情に訴える
物語性がある
パワーポイント等の資料を作成した時に、上記をチェックリストのように使うのがお勧めです。 -
サクセスを忘れない
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「アイデアのちから」というタイトルなので、アイデアのつくりかたの話しかと思いきや、アイデア(というかプレゼンしたいこと)の伝え方、の内容だった
意外性を感じさせる(パターンを破る)、感情に訴える、など、勉強になることが多かった -
記憶に焼きつくアイデアの作り方を紹介した本。
【メモ】
・記憶に焼きつく=理解できる、記憶に残る、考え方や行動を変える効果がある
・6つの原則
①単純明快さ②意外性③具体性④信頼性⑤感情⑥物語
①単純明快である
・核となる部分を見出す
・核となる部分を伝える
-すでにあるものを利用する
-明確なコンセプトの企画
-創造的類推の利用
②意外性がある
・関心をつかむ:驚き
・関心をつなぎとめる:興味
③具体的である
-理解と記憶を促す
-協調を促す
④信頼性がある
・信じてもらう
・外部からの信頼性
・内在的信頼性
⑤感情に訴える
・心にかけてもらう
・関連付けの効果を利用する
・自己利益に訴える
・アイデンティティに訴える
⑥物語性
・行動させる
・シミュレーションとしての物語
・励ましとしての物語 -
野中勝さん。
あるCMに出演しているおじいちゃんの名前だ。
なぜ企業が一般人の野中さんを起用したか、この本を読めば分かる。 -
SUCCESSというキーワード。
ブクログ始める前に読んだのでまとめられていないが、エピソードは結構面白かった。例えば、アメリカの地方新聞の話で、へたな記事よりもその地方の人名を羅列していった方が住民は真面目に読む、という話とか。
アイデアの創り方ではなく、優れたアイデアとはどういうものか、を説明したもの。 -
「発想」だけでなく「考え」全般を効果的に伝える方法が書かれている。深いアイデアをぎゅっと圧縮して、簡潔なメッセージにする。「相手が既に知っている概念と結びつければ、新しい概念も理解しやすくなる。」相手に伝わり記憶に残るコミュニケーションの仕方を教えてくれる本。