劣化国家 [Kindle]

制作 : 櫻井 祐子 
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (136ページ)

感想・レビュー・書評

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  • ニーアル・ファーガソンの最新作ということで読んでみたが、「憎悪の歴史」や「文明」というこれまでの著作と比べると、ややストーリーが明確でないというか、分かりにくい感じがした。もしかすると、kindle版で読んだからかもしれないが。
    西洋の没落という古くて新しいテーマを取り上げているが、世界の各国・地域の発展は、何よりもその国・地域が採用する制度により決まるという立場に立つ。西洋の発展を支えた制度として、民主主義、資本主義、法の支配、市民社会の4つを取り上げ、これらが近年はうまく機能していないことを示し、これが西洋の没落の原因であるとする。
    最初の3つはよく言われるが、市民社会というのが目新しく、これが社会や経済の発展にどう機能したかという部分は中々面白い。この4つの要因について、「自主」や「自助」が失われ、国家に任せていることが問題であると主張されているようだ。ただ、これが十分論証されているのかというと、あまり腑に落ちない。部分部分のエピソードは面白いし説得的なのだが、それが全体を貫く背骨になっていない気がする。
    着眼点や歴史学者ならではの視点もあり、悪くはないのだが。

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