スイッチ! [Kindle]

  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • 人間の行動を変える方法の本。対象は自分でも他人でも組織でもいい。アメと罰だけでは人は動かない。

    行動を変えるための仕組みや方法はいくつか紹介されているが、重要なのは「頭を使わせない」ということだろう。次にどうすればいいのか、どうしたらいいか分からない。そうなってしまうと人は考えるのを止め、考えなくてもできる行動を選択する。つまり今までと同じことを行うのだ。これを防ぐためには、次に何をすればいいのか明確にしてやるのが一番である。

    自分が正しいと信じると、自分の意見に従わない奴が悪い、相手に合わせてコミュニケーションを取る必要はないと言う人がいる。そして「どうして正しい行動をしないのか」と怒る。トーンポリシングという言葉好きな人達だ。怒るのが目的ならそれでもいいだろうが、行動を変えてもらうことが目的なら愚かとしか言えない。人の行動は理屈や利益だけでは変わらない。やはり適切な方法というものはあるのだ。

  • 象と象使いの両方を上手く動かさないと習慣は変えられない、象使いが中心の世の風潮だが、像に働きかける大事さが求められている。ナラティブが求められている時代とマッチする意見だと思う。

  • わかりやすかった。具体例も面白いものが多くて、変化を起こしたい時の参考にしたいと思った。

  • 変化をどう起こすかの本

  • 欠乏の行動経済学では、認知資源の不足とはどういうことか、不足することでどういったことが起きるのか、について書かれてある。それに対しこの本では、認知資源を節約するにはどうすればよいか、が全般的に述べられている。
    そのように書かれた本ではないが、両者は対になっているイメージ。
    何かを変えるためには、継続するにはどのようにしたらよいか。どうしたら、続けれるのか。その方法論が書かれてある。

  •  それは当たり前だろうということが書き連ねてあったので、個人的には不満足

  • kindle耳読で読了。
    本の構成としては問題なく聞けたが、最近、kindleの読み上げ調子が悪く、突然スピードが遅くなったり、元に戻ったりするのがストレス。

    訳者あとがきに、本の要点がしっかりまとまっているのでそこを読めば内容が思い出されてくる。

    本書を読み、成功事例を聞いていると自分も変化できるのでは?と思わせてくれる本。

    具体的な方法も記されているので、自身に落とし込んでみるとより良いと思う。

    「さぁ、スイッチしよう!」


    -以下引用-
    『 スイッチ!』 では ダイエット に 成功 し た 人々、 組織に顧客 サービスの考え方を定着させたマネジャー、 ベトナムの栄養不足を解消した国際組織 など、さまざま な変化の成功例を挙げながら、「 変えたくても 変えられ ない」人たちに向けて 個人 組織 社会を変える実践的な コツを紹介している。

    本書の特徴 は、なんといっても 理性 を「 象 使い」、 感情 を「 象」、 環境 を「 道筋」 に たとえ て いる 点 だ。 筆者 は、理性(象使い)に 訴え かけ、 感情(感情(象)を揺さぶり、環境(道筋) を 整える という 三つ の シンプル な 条件を満たすだけで、誰もが思うよりも 簡単に変化を引き起こすことができると述べている。


    チップ・ハース; ダン・ハース. スイッチ!
    (Kindle の位置No.4407-4415). 早川書房. Kindle 版.

  • 理性と感情を、象使いと象にたとえながら、人を変えるために必要なことを科学的に論証していく本。人を変えるには、理性と感情に訴えかけながら、環境を変えていくことによって変化を生むことが数字と一緒にわかる。

    詳細は下記:
    https://note.com/t06901ky/n/nb4352562f51b

  • 自分や組織が変わっていったきっかけや経緯が紹介されている。いくつかのカテゴリとして、変化の過程を読むことができるので、納得しながら読み進みやすい内容だった。

  • とても良い本だと思うのに、ブクログでもアマゾンでもレビューを書いている人が少ないのが意外。
    内容が多いので、書きにくいのだろうか?

    この本は、目標を立てて実行、成果を得るための方法を考えるうえで参考にできる本だと思う。

    人間には感情と理性があり、その両方を上手く働かせないと目標を達成することが難しい。

    そのための方法論を事例を含めて、わかりやすく書いてある。

    「感情=象 理性=象使い」にたとえているため理解しやすい。

    目標を達成したり、今の状態から変化するためには、
    象使いに方向を教える、象にやる気を与える、道筋を定める(環境を変える)という3つが重要であり、その中でも「環境を変える」ことが、一番、簡単にできることなのに、気づいていなかった。

    今までは自分の意志力で、目標を達成しようと失敗していたが、今年は上の3つをふまえて目標を考え、一年後には達成できているようにしたいと思う。

    年末年始の休みにこの本に出逢えたことに感謝!

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