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感想・レビュー・書評
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各々変わった設定の3篇。
「熱帯夜」で巧みだなぁと思い、「あげくの果て」でディストピアのやるせなさを味わい、「最後の言い訳」でずっこけた。愛は…じゃないだろ! どれも無茶苦茶面白いじゃん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「最後の言い訳」が凄く好きで時々読み返す一冊。
叙述、ディストピア、ブラックユーモアと揃っていてバランスの良い短編集。
他の二篇はそこまででもないのだけど、「最後の言い訳」が好きすぎて星を一つ足します。 -
ついつい引き込まれる展開に、一気に読み終わってしまいました。
曽根圭介、良い小説を書いてくれますね!
飽き性の私なので、意外と途中で読むのを断念する本はよくあるのです。実際に図書館から借りた本は、読むのに飽きてしまいました。
熱帯夜の内容は、SFですが、中でも印象に残ったのが、あげくの果て。何の為に日本が戦っているのかは分からない。だけど、老人たちは、どんどん戦地に送られ、白骨となって帰ってくる。
高齢者社会の現代でも、国にとって介護費用の負担は、大きい。日本の先に警告を鳴らすような作品だが、絶対にこうならないという確証も私にはない。 -
一話目「熱帯夜」のみ既読。どこで読んだかな〜(-_-;) なかなかにブラックでシュールでホラーな作品。また読んでみたいと思わせる作家さんでした。この感じ、クセになりますね。ホラーは苦手だけど、曽根さんならゾンビが出てきても大丈夫(笑)テンポよく進むのでサクサク読めました。
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スムーズに読み通せるものの、文書表現に乏しい。ホラーというよりは推理物に近く、プロットありきなので読まされているようであまり楽しめない。