熱帯夜 (角川ホラー文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 各々変わった設定の3篇。
    「熱帯夜」で巧みだなぁと思い、「あげくの果て」でディストピアのやるせなさを味わい、「最後の言い訳」でずっこけた。愛は…じゃないだろ! どれも無茶苦茶面白いじゃん。

  • 「最後の言い訳」が凄く好きで時々読み返す一冊。
    叙述、ディストピア、ブラックユーモアと揃っていてバランスの良い短編集。
    他の二篇はそこまででもないのだけど、「最後の言い訳」が好きすぎて星を一つ足します。

  • ついつい引き込まれる展開に、一気に読み終わってしまいました。
    曽根圭介、良い小説を書いてくれますね!

    飽き性の私なので、意外と途中で読むのを断念する本はよくあるのです。実際に図書館から借りた本は、読むのに飽きてしまいました。

    熱帯夜の内容は、SFですが、中でも印象に残ったのが、あげくの果て。何の為に日本が戦っているのかは分からない。だけど、老人たちは、どんどん戦地に送られ、白骨となって帰ってくる。
    高齢者社会の現代でも、国にとって介護費用の負担は、大きい。日本の先に警告を鳴らすような作品だが、絶対にこうならないという確証も私にはない。

  • 一話目「熱帯夜」のみ既読。どこで読んだかな〜(-_-;) なかなかにブラックでシュールでホラーな作品。また読んでみたいと思わせる作家さんでした。この感じ、クセになりますね。ホラーは苦手だけど、曽根さんならゾンビが出てきても大丈夫(笑)テンポよく進むのでサクサク読めました。

  • スムーズに読み通せるものの、文書表現に乏しい。ホラーというよりは推理物に近く、プロットありきなので読まされているようであまり楽しめない。

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著者プロフィール

1967年、静岡県生まれ。早稲田大学商学部中退。漫画喫茶の店長などを経て執筆活動を開始。2007年「鼻」で日本ホラー小説大賞短編賞、同年『沈底魚』で江戸川乱歩賞を受賞。09年「熱帯夜」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2011年『藁にもすがる獣たち』で第2回山田風太郎賞の最終候補作となる。トリックの効いた異色の作風で注目されている。

「2017年 『暗殺競売』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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