機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上) 機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ (角川スニーカー文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 映画の内容通り!
    中、下巻は、楽しみ!

  • ガンダムモノ、しかもファースト、逆襲のシャアから繋がる話と言うことで観たアニメ。
    尻切れトンボとは言わないけれど、あのハサウェイが?なんで?どうなっちゃうの?と言う疑問を解消したくて小説に。
    多少表現とかに引っかかるところもあったけど、ほぼアニメで見た部分が描かれていて、復習ができた感じ。
    さて、続きはどうなることか。

  •  ガンダム好きなのに、ずっと保留にしちゃってたやつ。映画第一部を観ちゃってから、やっぱり原作読もうと思って、一気に読みました。

     自分が大人になっているのと、アニメじゃなく、小説ってのとで、戦争や思想とか、重いものが突き刺ささった。

  • 近未来の人類史は今の歴史の延長になるのか?ガンダムの戦闘はどこか中世日本の一騎討ちのような印象さえ受ける。時代が変わっても、民衆の自己防衛、戦闘スタイルは変わらないのかもしれない。

  • 映画1作目の範囲!!
    面白かったです。

  • 人間だから、こうなってしまうのか。組織が出来上がるから、こうなってしまうのか。人間だから、組織が出来て、組織があるから、こうなってしまうのか。きっと、どれもが間違っていなくて、それぞれが必要条件なのだけれど、決して十分条件にはなれないものたちなんだ。だからこそ、社会というものは閉塞していく。居た堪れなくなって、止むに負えずに、壊してしまえと、失くしてしまえと、更地にしてしまって、正しく映るような答えをそれから展開していけばいいと、革新という手段の誘惑に飲み込まれてしまうのが、人類という生き物なんだと、ガンダムは描く。

    人が作り出していく、固く強大で傍若無人なシステムに、ただ対抗するために、テロリズムが表れる。ほかに方法が見当たらないのだから、仕方がないじゃないか、とそれを手にとった途端に、自らが土台にしていたものを破棄することになるという矛盾が待ち構えているのも構わずに、それしか選択肢をなくしていくことも、それすらも人間の齎すシステムであるかのように、捉えることができるのだ。

    シャアの反乱が結局、種を蒔いて、次を育てた。ハサウェイが手に入れていった正しさがまた、その行き場を求めて、発現することを希求するようになる。人というシステムが作動する限りに続く、新たな戦いが展開されるということでしかない。終わりを迎えるために、僕たちは前に進むのだけれど、決してその進んでいく先には終わりなんかないことを、僕たちはすでに知ってしまっているんだ。

  • ・映画版を観たので、久しぶりにに読み直してみた。
    ・意外と映画は大きくはストーリーをイジってないかも。ハイジャックの場面の犯人たちのハロウィンマスクなんかは、映像化にあたってのオリジナルかと思ってたけど、ちゃんと原作でもその通りだった。
    ・印象的なのは、明日の生活を見ている市井の人と、100年先の事の為に犠牲はやむを得ないと悩むハサウェイのやりとり。
    ・映画の二作目は原作と一番変えるとのことだったので、その辺も楽しみにしたい。

  • 宇宙世紀105年を舞台としたガンダム作品。マフティー・ナビーユ・エリンが腐敗した地球連邦と戦う。ハサウェイは『機動戦士ガンダム』のホワイトベース艦長ブライト・ノアと総舵手ミライ・ヤシマの息子である。『逆襲のシャア』の後の時代、物語である。
    『機動戦士ガンダム』シリーズはアニメから始まったが、『閃光のハサウェイ』は小説が先である。文庫で上中下巻である。劇場版3部作としてアニメ映画化される。
    『閃光のハサウェイ』は主人公が地球連邦を打倒する側であることが宇宙世紀ガンダム作品として大きな特徴である。地球連邦は初代ガンダムから腐敗した官僚組織と描かれてきたが、主人公は連邦に属していた。『機動戦士Zガンダム』は反地球連邦組織エゥーゴが主人公サイドであったが、地球連邦を倒す物語にならなかった。地球連邦内の派閥争いのようになってしまった。これに対して『閃光のハサウェイ』は完全に地球連邦と敵対しており、清々しい。
    しかし、『閃光のハサウェイ』の結末は救いがない。地球連邦の醜いプロパガンダに利用される。この結末をアニメ映画で観たらトラウマになりそうである。小説ではラストのブライト・ノアの内面も外面の様子も描かれなかったが、アニメではどうするのだろうか。

  •  最近最新のアニメ映画が公開になったので、それを観に行く前に小説を読み返しておこうと思って、30年ぶりくらいに小説を開いた。小説発表からアニメ化までも30年が経っていて、当然アニメのノベライズではない。それは前々作にあたるΖガンダムを読むのと違った感じがする。無理な小説化にも見えないし、小説としてちゃんと完成しているように見える。作者は違うものの、どちらかというと「ガンダムUC」と雰囲気は似ている気がする。今まで読んできたシリーズの中では、上巻を読んだだけだが、今のところこれが一番好き。

  • 富野由悠季氏の文章を読むのは久々で相変わらずお固い文章にキッチリした世界観が乗っかってる感じだけど上・中・下の全3巻でブライト・ノアの息子のハサウェイ・ノア(反地球連邦組織・通称マフティーのボス マフティー・ナビーユ・エリンでもある)が父親の手で処刑されるまでの物語…。なので逆襲のシャア以降の物語なのは間違いないし結局アムロ・レイもシャア・アズナブルも消息は全く出てきませんでした…。特筆すべきはミノフスキークラフトを扱えるΞ(クスイーと読むらしいです)ガンダム(ZZガンダムに近いごっつい容姿なのが残念…)にハサウェイが搭乗する点。完全にニュータイプ用のMSなのでファンネルミサイル(思念で軌道を制御できる)とか搭載されているようです。
    時々話題に出てくる作品なの一度読んでおきたいとKindle版を手に取りましたが正直あまり面白いとは…。

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著者プロフィール

とみの・よしゆき 「機動戦士ガンダム」シリーズの総監督にして原作者。多くのヒットアニメシリーズを手がけているほか、ノベライズ、オリジナル作品も含めて50冊以上の著作がある。

「2010年 『リーンの翼 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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