死都日本 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 霧島火山帯噴火による日本壊滅物語。火山の噴火の恐ろしさを知りました。描写は詳細で、災害関連書籍に興味がある人には高評価でしょう。

  • 今まで読んだ自然災害ものの小説の中で最も良かった。圧倒的なディテールと臨場感。素晴らしい作品。

  • 傑作。鬱陶しいとすら感じる説明的文章も結末に向けてカチリとハマる伏線となっており、読み終わった時には「凄い」に一言しか浮かばなかった。火山噴火を題にして災害対策と事業継続のテーマで描かれている。最後のパズルピースに東南海トラフ大地震が用いられているが、これが3.11以前の2002年の作品であることに鳥肌が立った。踊狂現象に関して民主党政権を予言した形であるのも凄まじい。あとは現実を、小説のように解決していくのが、我々の役目だ。

著者プロフィール

1954年、広島県生まれ。医師、小説家。阪神淡路大震災に遭遇したことを契機に執筆を開始。地変国日本のあり方を問うた処女作『死都日本』(第26回メフィスト賞受賞作)でデビューし、その科学的根拠に基づいた緻密な構成力と、圧倒的なスケール感で、読者に異例の反響を呼ぶ。他の著書に、『昼は雲の柱』『樹の上の忠臣蔵』(ともに講談社)がある。

「2010年 『震災列島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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