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- / ISBN・EAN: 4907953061248
感想・レビュー・書評
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実話というのがタイトル以上に切ないお話です。
閉鎖空間(文化や宗教など)の闇にもスポットを当てる作品なので、その点でも話題になったようですね。
何も知らない内に遠く離れた地に引き裂かれた子どもを、よくぞ見つけ出したものだと思います。
そこからの心配や不安、希望と失望の連続に揺れ動く心情をとてもうまく演じているので、観ていて胸が苦しくなります。 -
内容は実話だそうだ。
映画のなかでも、少しずつ事実が明らかになるにつれて ,息子を探す母親が「世間にこの事実を公開して欲しくない」と言いだすのだが、それが最終的にはこんな映画にまでなってしまうのだから,史実は小説よりも奇なりである。
息子に会いたい母親と母親に会いたい息子。すれ違いながらも,いつかは…。
《NHKプレミアムシネマの解説を転載≫
1950年代のアイルランド。10代で未婚の母となったフィロミナは修道院に入れら
れ、幼い息子は養子に出されてしまう。それから50年、息子捜しの旅に出たフィロミ
ナは思いもよらぬ事実を知ることに・・・。
主演はイギリスの名優ジュディ・デンチ。スティーブン・フリアーズ監督がシリアスな実話をもとにユーモアを交えて描く感動作。 -
赦すって何?
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50年前に未婚の母として出産した子供を修道院の手で奪われた老女の子供探しの旅をつづった作品。
ジャーナリストと老女のやり取りは時にユーモラスでありながら、現代ヨーロッパ人の神に対する立場のゆらぎを浮き彫りにする。そして貧しいヨーロッパと豊かなアメリカをつなぐ養子ビジネスと、他罰的な修道女。神をめぐっての感覚は、日本人にはなかなか理解しがたいところがあるが、いかにも窮屈なものだなと思った。 -
修道尼が子どもを産むことがタブーであることは想像できますが、修道院が子どもを親から取り上げて外国に売りつけるとは…。
生き別れた息子を探す母親と、打算的な目的で同行したジャーナリストの2人のロードムービー。名優ジュディ・デンチとスティーヴ・クーガンのやり取りや関係性の変化に引き込まれるものがありました。
息子と感動の再会となれば良かったのですが、時は既に遅く…。実話だから仕方ないのですが、切ないですね。
BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。 -
2023/05/14
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TVにて
重いテーマを丁寧に描いて訴えかけてくる.役者も良かった. -
物語の始まりに驚きました。
10代未婚で子供を産む女性に対し
カソリックの教会って こんなに厳しい態度で接していたんだ・・と。
(今はどうなのか知りませんけれど、現代ならハラスメントになりそうな扱いです。)