痴人の愛 (中公文庫) [Kindle]

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  • 中央公論新社
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  • 痴人(広辞苑より)
    ばかなひと。おろかもの。たわけもの。

    明治大正昭和の雰囲気と
    一途すぎて変態な譲治さん

    おもしろかった

  • 主人公とナオミの関係性が変わっていくのが印象的。
    最初は主人公のほうが立場が上であり、教育者としての振る舞いが目につくが、徐々にナオミ可愛さに翻弄され、恋人のように、保護者のようになっていき、最終的には浮気を繰り返すナオミの奴隷と化す。
    ナオミがいてくれるならどうでもよい、とまで主人公に感じさせるナオミの振る舞い、話し方に強い魅力を感じた。
    一度だけでよいから、「君のためならなんでもしてあげる、給料すべてをすべてあげたってよい」といわれる女になってみたいものである。

    読みやすく、引き込まれるテンポに感動。
    谷崎が足フェチだというのに妙に納得した。

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著者プロフィール

1886年7月24日~1965年7月30日。日本の小説家。代表作に『細雪』『痴人の愛』『蓼食う虫』『春琴抄』など。

「2020年 『魔術師  谷崎潤一郎妖美幻想傑作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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