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感想・レビュー・書評
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- 『般若心経』の世界観を端的に言えば「分析の否定」。目の前にある存在を区分けして解体し、その要素を知ることで、「これですべて理解できた」と納得する、そういう姿勢を否定している。「そこにあるものは、そこにあるものとしてそのまま理解せよ。しかもその理解はあくまで人の知恵による限定的なものであり、その奥には人智を越えた法則があるということを承知せよ」ということ。
- 分析という作業には必ず、「ここで線引きができるだろう」という私たちの予断が入り込む。本当に客観的な分析などというものはなく、そこには必ず人間の先入観が含まれてくる。「空」の思想は、これを常に是正し、さらなる客観性への道を無限に示す。
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