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感想・レビュー・書評
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史上初の女性総理大臣誕生。こういうのが実現する時代は来るんだろうか。この熱さ、夢物語にしてもつい感情移入して熱中してしまう。逼塞した現状と対比させるこの設定はうまい。ヒール役を配してちょっとハラハラさせるところもよくできている。それに何といってもあの伝説のスピーチライター久遠久美が一枚かんでいるところがまた心憎い。そこまでやるなら総理の施政方針演説の一端でももっと長々と聴かせてほしかったな。さてそれはいいのだが、すべてをぶち壊しているのが主人公たる相馬日和。あまりのみっともなさにドン引き。さすがにひどすぎでしょこれは。凛子を引き立てる役柄ではあるにせよ、情けなくて読んでいてアホらしくなる。原田マハ、一押しだったのになあ、どうしちゃったんだろう、というかしょせんはこの程度だったのかい。
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