スタバ株は1月に買え!―10万円で始めるイベント投資入門 [Kindle]

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  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (202ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 私が株式投資を始めたときには、もうこちらの書籍は書店で紙の本を入手することは難しく、最近やっと入手することができました。やったー!ずっと読んでみたかったので大変嬉しいです。

    紙の本は、プレミア価格が多いようですが、電子書籍での入手は可能となっています。(2022年2月13日現在)
    実用本は、紙の書籍の販売数が少ないことが多いので、電子書籍の提供はとても助かりますね。

    タイトルにある日本のスタバ株(2712)は実は既に上場廃止になっています。
    しかしながら、なぜ電子書籍で販売が続いているのでしょうか? それは、イベント投資の手法解説本として優れているからだと感じています。
    本書は2014年発行の書籍のため、現在の社会情勢をふまえて読む必要がありますが、私は得ることがとても多かったです。

    ■イベント投資とは?
    イベント投資は、通年起こりやすい傾向&その年の傾向(例えば、コロナ特需やその逆など)をふまえて行う投資です。
    概要だけだと、個人的にはアノマリー投資と似ていると思いますが、私は両者の手法を深く知るわけではないので、現在は、別物だと思って勉強中です。
    イベント投資について詳しくは本書に記載されています。

    ■投資期間は?
    投資期間的には、12ヶ月までの間で3ヶ月ぐらい刻みの中期かなと感じています。

    ■どんな人に向いているか?
    あくまでも個人的な意見ですが、イベント投資が向いている人は、以下のような方々かなと思います。
    ・定期的な収入源が確保できる人で、余剰資金がある人
    ・スイングトレードの得意な人
    ・ある程度動かさなくてよい余剰資金がある人
    私は気が短いので、絶対に動かさない!と強い意志で保持しないといけないなぁと感じました。(^o^;

    今年(2022年)は、コロナ禍+米国のテーパリングなど+ウクライナとロシアの地政学的リスクが主だってあり、相場的に難しい局面を迎えていますが、
    逆を言えば、分かりやすい事象が起きているとも言えます。
    イベント投資は、貯金代わりに、余剰資金で、ちょっと株式投資にチャレンジしてみたい人にも向いている手法だと個人的には感じます。
    私が、ふと頭に浮かんだ理由は以下になります。
    ・イベント投資する期間が明確であるため、利益確定時期がある程度明確だろうと思う。(但し、自己判断で、今だと思ったり、時期がきたら欲張らず、利益確定すること)
    ・株価推移が予測しやすいため、一時的に下がって慌てないのではないか?(但し、自分で判断して、必要があれば損切りはすること)
    ・損切りはよほどのことがないかぎり、確率的に少ないのではないか?(但し、現在はコロナ禍であり、未来は誰にも分からないので、自分で判断すること)

    ひつこいぐらい、『自分で判断すること』と記載しましたが、投資は自己判断&自己責任というのは、実際に投資を始めてみると身にしみてわかることです。
    本書でも注意点を丁寧に解説してくれています。

    資産運用上絶対にやってはいけないことがあるのは、本当の初心者のうちにはなかなか実感できないと思いますが、実際に取引を開始してみると自分の勉強不足にとても後悔する場面にでくわします。

    私もまだ投資の練習中なので、幾度となく失敗しては、ぎゃーっ!と悲鳴をあげたり、現在進行形で日々悔しい思いをしています。
    とくに、相場にINするタイミングと利益確定する場面において、精神面で冷静でいることの大切さを日々実感します。ぐぬぬぬ。
    しかしながら、年月を重ねてもきっと青ざめたり、ぎゃーっとなるのは変わらないんじゃないかと思っています。
    なぜならば、名だたる投資家さんたちも悲鳴上げていることがあるからです。(だって人間だものー!)

    自分で投資した明確な理由が違う方向へ向かった場合や、迷う段階になったら、次の段階です。良い方のプラン、悪い方のプランを同時に考えておいて、なんにせよ、自分で最終決定して投資するべきです。

    なぜ繰り返し自分で判断することと記載したかというと、本書に紹介されている銘柄は2014年当時のものだからです。
    本を読んで同じ銘柄に同じように投資してはいけません。現在は2022年であり、コロナ禍です。米国の金利政策が進んでおり、さらにウクライナとロシア間の緊張マックスであることをふまえなければなりません。

    ニュースをチェックしたり、金利をチェックし、書籍を読んだり、色々な人のYouTube や証券会社提供の情報、ブログを読んだりして精進することの大切さを日々実感しています。
    但し、怪しいうたい文句に惑わされないようにしましょう!キリッ。

    そんなこんなを繰り返す日々ですが、本書は、イベント投資を知らなかった私にとっては目から鱗の部分が多くあり、とても勉強になりました。
    文字も大きく、丁寧な説明と事例で大変読みやすかったです。

  • スタバの株に特化して掛かれた本では無く、主に株主優待好きな投資家がどういうタイミングで買って行ったらいいかが記述されていて、参考になった。

    忘れたいたことも思い出すきっかけになった。

    詳細、株情報に記入

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著者プロフィール

夕凪(ユウナギ)
ダントツ投資研究所所長
ダントツ投資研究所所長。1967年生まれ。新潟県村上市出身。電気通信大学卒業。ネットワークスペシャリストの資格を持ち大手IT企業に勤めながら、30万円から始めた投資資金をキャッシュで家を買えるほどまで殖やすことに成功。2012年1月に約20年勤めた会社を退職し、専業投資家の道を選ぶ。『ダイヤモンドZAi』 ミニ株バトル優勝、『日経マネー』個人投資家年間MVP、『日経ヴェリタス』アルファブロガーの情報力として登場するなど、個人投資家として数々のマネー誌で注目される。現在、日本証券新聞、日経マネーに定期コラムを持ち、BS12チャンネル マーケット・アナライズに準レギュラーとして活躍している。また、ダントツ投資研究(ブログ)や夕凪所長の株主優待最新ニュース(メルマガ)で、安定的に儲けたい個人投資家に投資情報やノウハウを提供している。

「2014年 『スタバ株は1月に買え!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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