本覚坊遺文 (講談社文芸文庫) [Kindle]

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  • 利休の側で仕えてた本覚坊が綴った日記。映画も良いけど活字としてじっくり読める本の方がいい。日記の最後に出てくる本覚坊が見た利休自刀の日の夢、利休と秀吉との対話の内容はまんざら嘘じゃなく本当のように思う。
    山上宗二も、織部も自刀。織部もなんの言い訳も許しも請わず利休にならうように命果てる。なぜそうしたのかを解した有楽の解釈もなるほど。深い。言葉がない。

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著者プロフィール

井上 靖 (1907~1991)
北海道旭川生まれ。京都帝国大学を卒業後、大阪毎日新聞社に入社。1949(昭和24)年、小説『闘牛』で第22回芥川賞受賞、文壇へは1950(昭和25)年43歳デビュー。1951年に退社して以降、「天平の甍」で芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」で日本文学大賞(1969年)、「孔子」で野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章。現代小説、歴史小説、随筆、紀行、詩集など、創作は多岐に及び、次々と名作を産み出す。1971(昭和46)年から、約1年間にわたり、朝日新聞紙面上で連載された『星と祭』の舞台となった滋賀県湖北地域には、連載終了後も度々訪れ、仏像を守る人たちと交流を深めた。長浜市立高月図書館には「井上靖記念室」が設けられ、今も多くの人が訪れている。

「2019年 『星と祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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