- Amazon.co.jp ・電子書籍 (320ページ)
感想・レビュー・書評
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なるほど、この作者さんの収集した怪談は、そう言う経緯で集められたものなのか。と今さら納得。寺生まれのTさんが背後に居るって信じつつ読みたい。
あと、とある怪異の恐ろしさよ。逃れられない、絡め取られている感じが怖い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
拝み屋郷内さんの実体験や見聞きした怪談話の短編集。
タイトルに『怪談始末』とあるけれど、別にバトルものではない。
心霊話というよりは、どちらかといえば非日常と日常の堺に揺蕩う異形ものや妖怪話に近いだろう。
で、怖いか?という大事なポイントについて。
お風呂中に読書というスタイルも手伝い、最初の数話は背中がひやっ!
でも段々と慣れてきたのか、本も半分ほどまで進むと、それほどひやっもなくなるので大丈夫。
異形ものですし。
それでも時折ぞくっときます。
ただ、個人的なことだけれど、この著者さんとは私、話も性格も合わなさそうだなあと、作中に記された著者の言動の節々にそれを感じてしまいました。
また、文章自体は読み易いけれど、第一書籍だからか、ちょっと気負いというか、語句や言い回しの選び方がちょっと気になるかなと。
次作がプレミアムも付いているくらい評価が高い作品なので、読むかどうかは迷うところ。 -
作者の妻に対する態度から、時代遅れの爺さんなんだろうと思いきや、同年代だったことが、一番怖かったわ
内容としては怖くもなく読みすすめるのが苦痛に感じるほどつまらなかった -
順番が逆になっちゃったけど、『花嫁の家』がめちゃくちゃ怖かったので、郷内さんの本を読もうと一から始めました。
『花嫁の家』の衝撃が強すぎたからか、短編だったからか、そんなに鳥肌が立つほどではなかったけど、やっぱり読み込んでいくと急に周りが気になったりして、夜一人でいるときは読めなかったです。
普通の人には見えない物がいっぱい見えちゃう。というのは、やっぱり心穏やかじゃないだろうなー。
普通の感覚を持っててよかったです。
でも、こういう本当にあった話は未知の世界なので、やっぱり怖いのに引き付けられる。
この夏は、郷内さんのKindle本制覇だ!!