殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件― [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 北関東連続幼女殺人事件(含む足利事件)を追ったルポ。著者とこの本のことは知っていたが、著者の取材によって菅家さん冤罪が暴かれたとは知らなかった。さらに真犯人まで(ほぼ間違いなく)辿り着いているなんて。。。何という取材力、個人がそこまで出来るものなのか。

    だがしかし、冤罪はともかく過去のDNA判定等を覆すわけには行かない警察検察科警研は未だに再捜査をせず、真犯人を放置している、という驚愕の事実で本書は終わる。何というか、やりきれない。大組織が保身に走るとこうも無茶苦茶やるものか、と。自分も警察から流された情報に基づいたマスコミ報道で、冤罪ではあったけど菅家さんは軽く変質系で目を付けられていたんだと思っていたが、とんでもない。何というか、何を信じていいものやら。。。

    桶川も著者が暴いた事件であり、これまた被害者にあまりいいイメージを持っていない自分がいる。どうやらこれまた激しい印象操作に拠るもののようなので、そっちも読まなければ。

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著者プロフィール

昭和23年生。皇學館大学学事顧問、名誉教授。博士(法律学)。
主な著書に、式内社研究会編纂『式内社調査報告』全25巻(共編著、皇学館大学出版部、昭和51~平成2年)、『類聚符宣抄の研究』(国書刊行会、昭和57年)、『新校 本朝月令』神道資料叢刊八(皇學館大學神道研究所、平成14年)。

「2020年 『神武天皇論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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