宇宙英雄ローダン・シリーズ 電子書籍版46 アルコン鋼商売 [Kindle]

  • 早川書房
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  • 23巻「銀河の病巣アラロン」
    1975年11月
    ・46話 :アルコン鋼商売、クルト・ブラント著
    Geschäfte mit Arkon-Stahl
    Kurt Brand
    Freitag, 20. Juli 1962
     アラロンのチーフ・インスペクターのゲグルが登場した。このアラス族との話がまだ続くらしい。ローダンはロボット摂政に許可を得て、乗員強化のため地球に戻ることにした。
     しかし、超重族タラモンがローダンにコンタクトし、アラスがスプリンガーに地球を攻撃する要請をしたことを伝えた。その恩に対しローダンはアルコン鋼を格安で提供することにした。そのアルコン鋼とは、ホヌルの船の残骸のことのようだ。初めは怪しいと思ったが、どうもローダンを裏切ることはない人物でほっとした。攻撃決定のためのスプリンガー族長会議は、一週間後にゴノム星系の惑星ゴムの第18衛星ラロスで行われることになった。
    《ガニメード》でフレイト少佐は地球に戻り、アルコンの映像を見せ、防衛態勢を整え始めた。
    ティフラーはエクスサル星に送り込まれ、伝染病“3時間リズム病”でどんどんスプリンガーが死んでいくのを目撃した。スプリンガーを助けてアラス族を信頼させるためのゲグルの仕業は、超空間送信機で銀河中に告発された。そのため医事評議会は全ての血清と6300人の医者をエクサルに発進させた。アルコンのロボット脳からも問合せがあった。10分の1も医者は戻れず、病院船は50年間隔離される恐ろしい影響があり、ゲグルは死刑になった。
     アラロン医事評議会の新しい意向は、首席生物学者ケクロスがスプリンガー船3隻に奇病を発生させ治すことで、医学力を示し、ローダンとテラを無くすことで共存できることを保証するものだった。またテラのポジションは超重族トプトルのポジトロニクスにあることが共有された。
     タラモンは親友トプトルに儲け話だけを伝え、トプトルはローダンのにおいを感じ取った。ブリーはミュータントたちとタラモンの《タルVI》に入り、隣に着陸しているトプトルの戦艦に侵入して、テラのポジションをオリオン星域ベテルギュースの第3惑星に変えてしまった。この作戦の最中、ケクロスが生成した合成人から念力が発せられて、何度か危うい状況になったのがスリリングな展開だった。しかし族長会議を破たんさせようとした作戦は、邪魔されてしまった。これで誤ったポジションを攻撃させることになってしまうのだろう。さらに、ゲゼルで脱出したブリーたちは未知の力で惑星ゴムに不時着させられてしまった。次は合成人との戦いが待っているのだろう。(2018.1.14)

    1985年から87年頃にかけてに文庫本10巻位を読んだ。約30年以上ぶりに読むことにした。(2023.7.23)

    ※2017.5.20購入@honto、電子版
     2017.11.14読了
     2017.12.2読了(2回目)

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