アドラー心理学入門 (ベスト新書) [Kindle]

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  • ベストセラーズ
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感想・レビュー・書評

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  • 何度も読み返さないといけない大切なことがたくさん書かれている

    「嫌われる勇気」という本がベストセラーになっているらしいけども、確かに嫌われることを気にしないほうが、嫌われないようにするよりかは楽で自由に生きられる
    逆に自由に生きているとどうしてもある割合の人には嫌われる

    これまで生きてきた自分がまさしくそうである(笑)
    自由に生きてきていることをあざ笑ったり、馬鹿にしたりしてくる人がいるが、アドラーの言う通り、自由との引き換えだから良しとしよう(笑)

  • どん底にいた時に読めて良かったです

  • 非常に読みやすく分かり易い。難しく捉えず「教育」という点から見れば誰でも楽しめる一冊。

  • 珠玉の1冊。昔からアドラー心理学には興味がありましたが、読んで目から鱗でした。現在対人関係で課題を抱えていますが、これまでの自分の人生全体を包含的に見て、目の前の課題に対して一つ一つ自分で対処方法を決めていきたいと思いました。目的論、認知論、共同体感覚、対人関係が全ての問題。自分の課題から逃げずに、そして過去の自分を責めずに、自分のペースで人生を歩んでいきたいと思わせてくれる本でした。

  • アドラー心理学といえば、ベストセラーの「嫌われる勇気」だが、それを読む前に、父の蔵書であった本書をなんとはなしに読んだ。
    アドラー心理学について、20年前から本を執筆しているなんて、先見の明があるなーとか、ブームを掴めなかったのは可哀想だなーとか思っていたら、なんとまさかの「嫌われる勇気」の著者だった。

    やはり、ヒット作を書く方は、その道何十年のプロフェッショナルなのだなと、当たり前ながら再認識した次第である。

    アドラー心理学と日常のケースとの往復が豊富で、納得のいくものだった。

    他人のために生きるな、とか、感情の目的論は従来の心理学からのパラダイムシフトと捉えられるだろうし、空気を読む文化の日本人には受けそうな気がする。

    子育てや教育をする上では、アドラー心理学は非常に心強い見方になると感じた。
    頭の片隅においておきたい。

    アドラー心理学の考え方を持っていれば、心が穏やかになり、他人のことなんかどうでもよくなり、キレの良いさっぱりした関係を築けそうだ。

    つまるところ、アドラー心理学はほぼポン酢であった。

    最後ふざけてしまったが、「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」もそのうち読んでみよう。アドラー心理学のリマインダーとして。

  • FeBeオーディオブックにて。

  • 常に今・未来に焦点を当てるという点で、トラウマ原因説とは真っ向から反する。言葉に出してどうしてほしいかいうこと。相手の言動から察する文化の日本人夫婦像の難易度の高さをやはり外国人夫に求めるのは到底無理だったのだ。態度、そぶり、言動で伝えようとせず、言葉で伝える。
    - 火星人、金星人の男女、子供ができるとみんな地球人になり、見方が異なることが問題になってくる。
    - 横の関係を作る。そこでは常に自分の良さを証明する必要はない。子育ても縦ではなく横。
    - 適切な行動をして注目されれば、不適切な行動で注目される必要はなくなる。
    - ほめるのではなく、喜びを共有する、自分の気持ちを伝える
    - 結末を経験させるために口を出しすぎない。ただそれは「自分には能力がある」「まわりは自分の味方である」を経験するためであるので、結果がその逆になりうる場合は体験にゆだねることはできない。
    - 「他の人がやらない」ことは自分がやらない理由にはならない。
    - 「Aだから(Aがないから)、Bできない」という理由で自分の課題に取り組まないのは「人生のウソ」である。まわりが思わず「それじゃしょうがない」と思うような理由であることが多い。人間は自分の在り方を決めることができる。原因論で決められるのではなくその人の意思で決まる。過去に原因を見出すということは、自分の行動の責任を他に転嫁するもの。
    - 本当のことを知って決めるのはまわりでなく、本人。

  • 育児においては、子供を褒めても叱ってもいけない。対等の人間として扱う。(褒めるとは上の者が下の者を評価することで、叱ることは相手と敵対すること)
    いつでも助けられるように見守りながらも極力手を出さずに本人にやらせる。
    周りをあてにするのではなく、まず自分が始める。全人類を救うことができなくても、目の前の一人を救うことはできる。そこから影響が広がって全体に伝わっていくこともある。

  • 2016年45冊目

    私にとって初めて読んだアドラー心理学の本
    入門とあるが、これまで心理学系の本を読んでいなかったのでややなじみがない感じ。

    アドラー心理学が心理学の中でどのような位置づけか
    その特徴について実際のアドラーの発言などから紹介してくれたのは
    理解しやすかった。

    ただ、まだまだアドラー心理学がどのようなものか、理解するには
    至っていないので、他の本も読んでみたいと思う。

  • アドラーの入門書です。アドラーに関する本は、実践的な位置づけで書かれているものが多いですが、この本は実践的というよりは、アドラーの考え方を正確に理解しようとするスタンスかなと思います。

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著者プロフィール

1956年生まれ。共著書に『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)、訳書にプラトン『ティマイオス/クリティアス』(白澤社)ほか。

「2020年 『自然と精神/出会いと決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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