- Amazon.co.jp ・電子書籍 (169ページ)
感想・レビュー・書評
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西洋医である著者が漢方の有用性に気がついて、西洋の薬では治せない症状に対してどのように漢方薬を使っているかを書いてある本。
非常に明快で分かりやすい内容で、実際に自分が各種症状になった際には、使ってみたいと思ったりしました。
個人的には、足がつった時の芍薬甘草湯は本当に効果が高いと思っているので、足がよくつる人は常備しておいて損がない薬だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漢方を飲んでみよう、とおもうきっかけになった
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タイトルの通り、西洋医学に漢方を組み合わせて処方する医師による、漢方の紹介。
漢方というと東洋思想の話が付きものだが、それを排除して、西洋医学と合わせながらシンプルに効くか効かないかで判断している話なので、実態に則している。
個人的には遅効性のあるものと認識していたが、そうではないことが知れたのが良かった。
処方がなくても個人で購入して使えるものもあるので参考になる。
各症状に合わせた漢方についての一覧があったら良かった。それくらい充実した内容。 -
家族が漢方の恩恵をかなり受けているため読みました。
導入部分で詳しいことまでは書かれていませんが、西洋医学との融合、そして作用機序の捉え方はとても興味深いものでした。 -
西洋薬と違い、エビデンスに乏しい漢方。
五行思想のようなものは別として、漢方はそのメカニズムが解明されていないところが多分にあるが、実際に炎症に対して速効性のある薬効がケースとして確認できている。
また、漢方の特徴としては成分単体では効能をはっしないものが、複数成分を混合することで新たな効能を発揮するものがあり、これらもまた経験則的に、ケーススタディとして蓄積されてきている。
メカニズムが解明されないが、効能はあるので、活用はしていきたい。