キレる女 懲りない男 ──男と女の脳科学 (ちくま新書) [Kindle]

著者 :
  • 筑摩書房
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感想・レビュー・書評

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  • 面白おかしく読めた。黒川伊保子さんの著書はいつもそう。

    以下備忘録。自分ができていないと思った点。

    男性脳トリセツ10
    兄を立ててやる。男性脳は序列に繊細だ。それは女性の想像をはるかに越える。だから母親が兄弟の序列をつけてやる。ご飯を出すのも兄が先みたいな。ちなみに夫はスーパー長男(笑)

  • 「右脳と左脳の脳神経細胞をつなぐ神経線維の束=脳梁が、女性脳に比べて細いのが男性脳の最大の特徴である」という研究報告に基づき、人工知能の研究に従事していた著者が男女の考え方の違いを『科学的にでは無く』著者の主観に基づいて記述した本。

    タイトルとは裏腹に全く持って科学的では無いですが(笑)、かなり納得性の高い本でいろいろと目から鱗な感じでした♪この本に書いてある事を鵜呑みにするのはどうかと思いますが、なかなか男目線では想像すら出来ない発想が数多く記述されているので、ここに書かれている事を念頭に置きつつ女性と接していけば、恋愛に限らず職場やプライベートでもこれまで以上に女性と上手く付き合っていけそうだなと感じられる本でした☆

    嫌いな人は嫌いな本だと思いますが、とりあえず僕は今年読んだ本の中でもベスト3に入るくらい面白い本だったと思います♪おススメ!!

  • Kindleで気に入った文章、覚えておきたい部分をハイライトしながら読んでいると33箇所も印をつけていました。男女の脳に違いがあることは本書を読む前からも認識していましたが、人工知能学者の視点で文字に起こしていただいたことでより理解が深まりました。脳について学ぶことで、自己肯定感が高まり、日々生活するにも励みになります。著者曰く、脳に欠陥は存在せず、欠陥とも思える個性は、長所を創り出すために必要な個体差でそうだ。
    女性脳と男性脳の特性を10~15の要点で解説していただけるのですが、会社組織における事例や子育てにおける注意点など、身近な生活ですぐに応用できる知識が多いです。男女で激励の仕方が違うとか、男性児がなぜ部屋の中ではしゃぎ回るかなどです。

    半日もしくは1日程度で読了することは可能なので、家族にも気軽に勧めることができます。

  • ①この本を読んだ目的、ねらい
    ・女性が何を求めているか理解し、気になる女性を落とせるようになる。
    ・恋愛面で自分を表現できるよう自信をつけたい。

    ②読んでよかったこと、感じたこと
    ・人の性質の違いは、脳という装置(回路特性)の違いによるものだと思えば楽になる。

    ・女性の取り留めのない話にムダなことはない。感じたことを他人と共有することで、未知の状況でも臨機応変に対応できる引き出しを増やしている。

    ・女性脳にとって重要なのは「どう感じたか」であり、話の目的も問題解決ではなく共感である。男性脳はゴールのない話が苦手なので、言葉の反復と体験返し(自分の似た体験談を話す)のが共感のコツ。

    ・女性脳的に「いつも大切に思ってくれている」と感じるのは、動線を読んで、これから起こることを察して先んじてフォローしてくれたとき。
    欧米のレディ・ファーストは女性の足元に注意を向けて、動線を読み、先んじてフォローすることを男性の責務としており、理にかなっている。

    ・性別のほかに年齢によっても脳の性質は変わる。
    「三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る」

  • 男女の違いをわかりやすく解説した良書。
    仕事に家庭にと、読んでおけば避けられるいざこざがある...ような気がします。
    オススメ。

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著者プロフィール

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)
1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。
(株)富士通にて人工知能(AI)の研究開発に従事した後、コンサルタント会社、民間の研究所を経て、2003年(株)感性リサーチ設立、代表取締役に就任。脳機能論とAIの集大成による語感分析法を開発、マーケティング分野に新境地を開いた、感性分析の第一人者。また、その過程で性、年代によって異なる脳の性質を研究対象とし、日常に寄り添った男女脳論を展開している。人工知能研究を礎に、脳科学コメンテーター、感性アナリスト、随筆家としても活躍。著書に『恋愛脳』『成熟脳』(新潮文庫)、『人間のトリセツ ~人工知能への手紙』(ちくま新書)、『妻のトリセツ』(講談社+α新書)、『定年夫婦のトリセツ』(SB新書)、『息子のトリセツ』(扶桑社新書)、『思春期のトリセツ』(小学館新書)、『恋のトリセツ』(河出新書)など多数。

「2022年 『女女問題のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

黒川伊保子の作品

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