TUGUMI (中公文庫) [Kindle]

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  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • 情景の描写が美しく、読み進めるにつれ自分の頭の中の世界に色がつくような感覚は初めてだった。
    つぐみの表現しがたい愛らしさや強さは惹きつけるものがあったし、彼女らの過ごしたあの夏は私にも別の形で確かにあり、なんだか懐かしく恋しく感じた。
    "あの頃"を思い出したい日に読む一冊。

  • 読みやすいけど、どうにものんびりしていて合わなかった。例えて言うならサザエさんみたいな。

    手紙の中にもっと重大な告白があるかと思いきや、意外とあっさりとして若干肩透かし。

著者プロフィール

1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『吹上奇譚 第四話 ミモザ』がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。

「2023年 『はーばーらいと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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