タリバン (光文社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • アメリカは、パキスタンを援助してムジャヒディンを作り、それを潰し、タリバンを作り、それを潰し…
    オサマとフセイン vs アメリカという、パワーに差がありすぎる戦争をして、なぁなぁに終わらせ…
    一体何がしたいのか?

    新自由主義と国際テロネットワークという関係において、アメリカとオサマはコインの裏表である。

    //日本や欧米の人々に「正義感」があるのなら、タリバンの壊滅を望む前に、アメリカの都合でアフガニスタンの人々が苦しんでいることを何とかしようと考えるべきではないだろうか。(本文から引用)//

  • 今、世界が注目しているアフガニスタンの「タリバン」について2001年10月当時に出版された一冊です。本書が出版された少し前に9.11テロが発生し、アメリカがその首謀者としたオサマ・ビンラディンを匿ったとしてアフガニスタンのタリバン政府を攻撃、崩壊させたことからアフガニスタンの今日(21世紀における)の歩みが始まっています。本書ではタリバンとは何か?はもちろんのことアフガニスタンの歩みにパキスタン・アメリカ・イギリス・ソ連がどのように絡んでいるかが描かれていてアフガニスタンの政治背景や社会背景がとても理解しやすく平易に解説されています。タリバン政権が復活した今こそ読んで損はない一冊です。

  • 今回の旅行では、アフガニスタンの国境近くにも行って、アフガニスタン人にも会った。
    タリバンを支援していたアメリカがタリバンにやられる。
    まさに意味不明な構図である。
    そしてそれを知らない人が多すぎる。
    中東を知れば知るほど反米になる。

  • 今、私が一番気になる人…それは、オサマ・ビンラディン。
    新書だから当然なんだけど、アフガニスタンとタリバンについて、広く浅く書いてあった。わかりやすかったけど、面白くはなかった。もっと偏った視点で深く掘り下げるほうが読み物としては面白いってことですね。

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著者プロフィール

国際情勢解説者。1961 年東京生まれ。東北大学経済学部卒。東レ勤務を経て共同通信社に入社。新聞、テレビ、ネットニュースでは読めない情報と見解を発信するメールマガジン「田中宇の国際ニュース解説」を主宰。
著書に『タリバン』(光文社)、『非米同盟』(文藝春秋)、『世界がドルを捨てた日』(光文社)、『日本が「対米従属」を脱する日』(風雲舎)、『金融世界大戦』(朝日新聞出版)、『トランプ革命の始動──覇権の再編』、『感染爆発・新型コロナ危機──パンデミックから世界恐慌へ』(ともに花伝社)ほか多数。

「2020年 『コロナ時代の世界地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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