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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (464ページ)
感想・レビュー・書評
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大原まり子「ハイブリッド・チャイルド」を読んだ。
捕食した生物に擬態できる能力を持つ実験兵器B3号が軍の施設を抜け出して冒険して進化を遂げる話。短編2つと中編1つ。3つ目の話が長くて冗長で曖昧で読むのが辛かった。
死んだ主人の人格を取り込んで進化するAIハウスキーパーみたいな面白いSFガジェットもいくつか出てきて普通に書いてくれたら楽しく気楽に読めたかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1984年にこの本を書いたことが、驚異的。
これだけの複雑な物語を、イマジネーションを持って紡ぎ切った作者の力量に感心した。
サンプルB群の凄まじいまでの能力とそれに基づく変化を見ながら、どうなるのかと思ったが、最後は儚く感じた。
少し、難解な面もあったが、まあまあ面白かった。