- Amazon.co.jp ・電子書籍 (430ページ)
感想・レビュー・書評
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映画「暁の七人」と同じ題材。異色なのは、小説を書きつつの作家のぼやきが、小説本文と交互に綴られるスタイル。現代と過去を去来する奇妙な冒険譚に、結末を知るもページから指が離れない。ハイドリヒ、2人のチェコ兵、教会包囲の描き方も映画より生々しく驚異。
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約半分で挫折。本の内容が悪いのではない。読者家の友人が貸してくれたのだが、今はナチスに興味がない私の「今」と合致しなかったからだ。
読了しなかった本は基本的に所感を書かないのだが、本書は文体というか手法が斬新だったので感心した。
史実に関するドキュメンタリーを書く、という体(てい)の小説なのだが、ドキュメンタリーを書いている最中の作者自身も語り手として頻繁に登場するというメタな構成。なるほど、こういう手法もありだな。 -
チェコスロバキアを取り戻すべく、ハイドリヒ暗殺を目論む青年たちの話。しかし、前半のハイドリヒの生涯について詳細に書かれているなど、青年たちの話だけではなく、その時代の話として感じられた。
事実の対して忠実に描こうとする筆者の苦悩などの忠実に書かれていた。歴史を小説にすることについて、今までは特になにも感じていなかったけれども、改めていかに小説として作り出されたものなのかということを考えさせられた。
あまりナチスに関して知識がなかったので、はじめは読むのが大変だったけれども、のちにどんどんと思い描くことができて、のめり込んでいくことができた。 -
著者の呟き多過ぎ、うるさい
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イマイチ