- Amazon.co.jp ・電子書籍 (210ページ)
感想・レビュー・書評
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道塾学園の投資部の初代主将は、財前龍五郎。財前孝史の曽祖父。
創立時期のノートを調べる中で、いつの間にか眠り、財前龍五郎に夢の中で出会う。
中学1年生にもかかわらず、株に関しての的確な見通し、そして、チューリップバブルについて語る。
日清戦争、そして日露戦争。最初の戦争は賠償金で成り立ったが、日露戦争は、賠償金が少なく、大きな赤字を生み出した。人々は投資をし始め、株の高騰に喜んでいたが、ピークを迎え暴落すると財前龍五郎はいう。
また、藤田美雪は仲間を増やし、女性が経営にくわっていない会社への投資をやめるというが、投資グループの友達の母親は、シングルマザーとして社会に受け入れられない現実を支える。また、町田倫子の姉浩子は就職難で苦しんで、講演を聞いて、会社のことを知るには投資しなくちゃと思うようになる。 -
戦争の要素がからむと株の売買も難しくなる。戦争に勝ったことで、活気づくと見るか、戦費で国債を多額に発行したことでマイナスとなるのか。
初代主将はぼんくら大人投資家に嫌気がさして学生投資グループをつくろうとする。 -
5巻にしてすっかり主人公は株のベテランになってしまいました。流石に先輩を追い抜くには早すぎるだろ。。
ちょいちょい出てくるサイドストーリーは正直あまり楽しく読めない。女子投資部とか、歴史とか、曽祖父時代へのタイムスリップとか。あまりワクワクさせられないというか。何だかんだ、生意気な主人公の躍進を見たいんだと思う。次巻に期待。
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儲かってる黒字の事業を他社に売る、だから「買い」。これは、「やらないことを決めた」経営陣の強い意志の表れと考えることができる
何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを誇りたい (スティーブ・ジョブズ)
決断とは、切って離すということ。多くのことをやりすぎない -
就活のはじめは中小企業を受ける
就活学生で大企業に入れるのは10%にも満たない
就活とは人生の投資
星乃珈琲店はドトール ロイヤルホストはてんやも経営、リッチモンドホテルも
なにかを成し遂げるときは、やらないことはやらない、切って離すとはっきり決めたとき
女性の自立が保証されて社会的地位が高いのは医師、官僚、判事くらい、弁護士はもうダメ
チューリップの価値が暴騰した原因の1つが投資の大衆化
統計学的に急激に上昇したものは必ず急降下して元に戻る
家康が本能寺の変の後の神君のご艱難の最中に出した結論は、国全体を「そこそこ貧乏」な状態で統治すること
あとは士農工商で、金は汚いとみんなが口にするという風になった
しかし秩序と高い文化があっても救われない人々が沢山いた、貧乏は諸悪の根源
投資は大勢の人間が集まってやったら絶対に失敗する
就活は主観情報ではなく、客観情報を得る 就職四季報 自己分析より企業分析
B to B企業 に着目 隠れ優良企業がいる 朝日印刷もそう
「NA」表示は企業の実態を把握する大きな手がかり
「記者評価」も目を通したい
会社四季報業界地図でいっそう理解も深まる
女性用の「就職四季報 女子版」もある
投資とは、損得を基準に発想するゲーム
善悪では動かない
投資には、二重人格になるくらいの大胆さと割り切りが必要
投資は完結させてこそ学びがある
株式投資は半年が基本単位の目安
投資信託の目論見書で銘柄が見れる -
5巻
朝日印刷、化学メーカーは裾野が広い。
利益のある会社を切るのは内部が不安だからか、選択と集中をしたからか
何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを誇りたい
チューリップバブル・好景気の株の読み方
国全体がそこそこ貧乏だから統治しやすい
投資は大勢の人間が集まってやったら絶対に失敗する -
コミック
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「世知辛い世の中を、どう賢く生き抜くか」が三田さんの作品テーマなのかしら。「天才ではない人間が、努力して成功を掴み取るサクセスストーリー」がドラゴン桜なら、「世の中の動きを俯瞰しながら、強い意志と判断軸を持って人生を選択していくこと」がインベスターZだ。
ビリギャルの元祖は、15年くらい前にヒットしたドラゴン桜。流行が繰り返されるのは、ファッションだけじゃないんだねー。
「アイデアなんて、みんな面白い。成功するやつとしないやつの差は、行動力だけだ」という話がとても印象的だったなー。
ただ闇雲に努力しても、トップクラスには入れない。なにを選択して、なにを捨てるか。クリエイティブという職業柄もあって、いろいろ考えさせられます。