- Amazon.co.jp ・電子書籍 (430ページ)
感想・レビュー・書評
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意識を持った車たちからの視点でのストーリーという、奇抜な設定ながらさすがは伊坂さん、クルマに乗っていないときの人間たちの会話や言動をうまく読者から隠すことによって、複雑で面白いプロットで読ませるという、ところがいいですね。
物語終了後10年経ったエピローグにほろっときてしまった。
とてもいい話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「予感はナビには映らない」
人生の3分の1は布団の中。
でもそこに会話は少ない。
だったら短時間でも
家族や女優や記者や犯罪者達が、
目的地への道のりに高揚して
話に花を咲かす車内の方がよっぽど劇的だ。
愛しい車達も、ワイパー動かして喜ぶし。 -
車視点っていうことで、どうなるのかなと思って読んでいたけど、こういう視点も面白いとは思いました。
見れるところ、見れないところが、普通に人が主人公の話とは違う点などが新鮮でした。
車視点でないとなりたたない点などをあまり感じなかったのが少し残念かな。
伊坂さんの話らしい感じで、ほかの話で出てきたメンバーも出演してたりして、サクッと読める本でした。
伏線の回収もあって、楽しく読めた一冊です。 -
主人公家族の所有する車の視点でストーリーが展開していく新感覚な小説で、とても面白かったです。
おしゃべりで噂話が大好きな車たちや魅力的な登場人物の会話がとても洒落ていて終始飽きること無く楽しめました。 -
いやーーー最後うるっとするやつーーー
これから車で独り言はやめようとおもった。 -
望月家の緑のデミオを主人公としたストーリー。車がしゃべったらこんな会話をするのかあと、微笑ましくなった。ラストも良かった!
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車が喋るのがあまり好きでなかった。
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伊坂幸太郎らしい作品。
地に足が着いたフィクションという印象。
読みながら漠然とした不安を抱くけど、登場人物の快活さやオトボケ感からあまり悲観しないで落ち着いて読めた。