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感想・レビュー・書評
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脳科学者の苫米地英人が書く戦後の日本について。
主に金銭の流れから分析しているのは前作『明治維新という名の洗脳』と同様だが、こちらは現代の我々の生活に直結してるだけに、よりシビアに感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだまだ知らないことがたくさんある。多角的に、正史も含めてもっと勉強しないといけない。
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苫米地さんの洗脳シリーズ戦後編。
日本は未だに敗戦国であり、国連は戦勝国側のための機関であることがよく理解できた。
たしかにそういう観点で国際問題を眺めると理解しやすい。
憲法9条にはなんの意味もなくて、変えなくてはいけないのは国連憲章の「敵国」部分である。
国連憲章では、日本は未だに「敵国」なのである。
戦争が終わったと思っているのは私たち日本庶民だけで、国際的には第二次世界大戦は終わった話ではないのかもしれない。 -
どうしてだろう? なんか変じゃないか?
と感じ続けてきた違和感が、この本で解けた気がする。
毎年お盆の季節にNHKや各局で放送される、先の戦争関連のテレビ番組を見たことがある人は同じことを思ったかもしれない。
これらの番組は、当時の敵国であるアメリカの行動をまったく非難しないのだ。
広島・長崎に原爆が落ち、キノコ雲の映像が出てきたあとはたいてい「この過ちは二度と繰り返さないようにしよう」的な教訓を示してくる。
そして、けっこうな数の方が放送後にこのような感想を抱いていないだろうか。
「戦前の日本はよくない国だったんだなあ。戦争を止めるためには原爆が落ちたのも仕方なかったのかな」
「なんなら戦争に負けてよかったのかもしれない。こうして戦後は違う国に生まれ変わったんだから」
なんか、おかしくないか? と心の片隅でずっと思っていた。
どうして何万人という日本人を殺されて、負けてよかった、仕方なかった、などという感想を抱くのか。なぜこれらの番組には、アメリカを憎むことはおろか、抗議するような主張すら欠片もないのか。
これがイランや北朝鮮であれば、まずアメリカの悪行はぜったいに許さない、我々はアメリカにされた仕打ちを忘れてはならない、といった感情に傾くはずだ。
日本だとそのようなことがないばかりか、アメリカと敵対するそれらの国を、なんとなく怖くて不気味な国だと思っていたりする。
そんな中、「ウォーギルト・インフォメーション・プログラム」というものをこの本ではじめて知った。
日本は太平洋戦争を引き起こした悪の枢軸だ。アメリカは正義の鉄槌としてやむを得ず原爆を落とした。その責任は日本人にある。アメリカを憎むのは筋違いだ。お前たち自身が反省し続けろ。
といったような、戦後GHQが日本人にほどこした刷り込み教育のことだ。
この「ウォーギルト・インフォメーション・プログラム」によって、日本はアメリカに二度と逆らうことのないよう、牙をすっかり抜かれてしまっているらしい。
読み終わって、自分が感じていた先述の違和感の正体が明かされたような気がした。
またこの本ではアメリカの洗脳教育がもたらした、財閥系日本企業の動きのにぶさや、日本企業のトップたちのリーダーシップのなさにも触れている。
日本経済がなぜ30年も沈み続けているのか?
決して先陣を切ることがなく、先行者利益を享受できない国。
政治もあらゆる物事の決定が遅く、強くも言えず、検討砲や遺憾砲ばかりで、後手後手なのはなぜなのか?
そういったことへのヒントもこの本に隠されており、自分なりの答えを得ることができるだろう。 -
無知は最大の罪
戦後日本がどうしてこのような国になっていったのか、なぜ今、こうなっているのか、ぼんやりとしていた知識の点と点が繋がりました
【国連憲章の敵国条項からまずは外れることが大事】
日本人なら全員読むべき本です
氏の一連の著作群とタイトルから「脳科学」っぽい内容を連想しますが、実際の内容は「近現代史」です。 -
裏ネタ的なかなり飛ばした内容だが、「戦勝国」に相対する際の観点のひとつとして知っておいても損はなかろう。
理論的に見てあり得るトピックを幾つか拾っておく。
天皇家の資産は赤十字を経由してスイスに温存されている。
財閥解体にもかかわらず財閥系企業グループが存続するのは、創業家(=資本家)の地位をウォール街が代替し、優れた番頭さんと労働者だけの国に作り変えたから。
国連憲章の敵国条項を排するための国連脱退、国名変更(JapanからNipponへ)、そして国連再加盟しなければ、憲法9条を改正しても意味がないばかりか、その時点で「敵国」による戦争準備開始という口実で、戦勝国たる中国は国連決議を待たず日本を攻撃することができる。
「#日本人の99%が知らない戦後洗脳史」(苫米地英人著)
Day230
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200831.99%が知らないとのことだが、そりゃそうだろ、あんたの自論なんだからってな本。
こう推測されるという切り口から、これが事実なのだという締め方。
久々にヤバい人の本を読んだ。作者調べてみると思いの外本は出している。このくらい味付け濃い方が刺さる人には刺さるのだろうか?
質の悪いギトギトのラーメン食わされた読後感。私は好みでない。 -
歴史上の出来事には全て裏があるということがよくわかった