本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー PHP新書 [Kindle]

  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 世界の動きは、いろいろな角度から見ると本当に違って見える。何が正しいのかはわからないし、あるいは正しいひとつの答えはないのかもしれないが、それでも考え続けることは必要

  • 読んだ率直な感想としては、希望的観測や、理想イメージの話が多く、ここで話している状態にもっていくには日本社会はあまりにも多くの枷や複雑性をはらんでいることを強く感じた。
    人間が減ればいいとかそういうことも言っているが、みんながそうだそうだと納得できるものではないと思う。(人口を減らしたほうがいいと主張するならその人自身がまっさきに死ぬ絶対的なルールができてもそれを主張するのだろうか?)いろんな多角的な視点を考えることはできる。そのうえで自分だったらどう考えるかということをこれから意識していきたい。


    モノとは、ある対象があって、それが五感の全てで捉えられる、という定義。
    モノを捉えるのは五感。

    将来の目標として安定性とほどほどを考えるようにすればいい。

    博物学的な感覚と、モノから考える考え方、このふたつを組み合わせて物事を捉えることが、今後の日本、あるいは世界の行方を決めてゆく上で必要なこと。

  • 前回、『真っ赤なウソ』を読み、養老先生の思考法が知りたくなったため、読んだ。
    養老先生がこの本のタイトルの『本質を見抜く力』があると思ったからだ。
    情報社会は言葉があふれる。すると、実体のない言葉の量も多くなってくる。
    実体のない言葉は危険である。実情と乖離した方向に社会を動かす可能性があるからだ。
    いや、すでに乖離している。政治が。行政が。

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著者プロフィール

養老 孟司(ようろう・たけし):1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士(解剖学)。『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。同書は450万部を超えるベストセラー。対談、共著、講演録を含め、著書は200冊近い。近著に『養老先生、病院へ行く』『養老先生、再び病院へ行く』(中川恵一共著、エクスナレッジ)『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』(毎日新聞出版)、『ものがわかるということ』(祥伝社)など。

「2023年 『ヒトの幸福とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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