教育の力 (講談社現代新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 今年から携わっている教育の仕事を続けていこうと思った。教育の目標を自由及び自由の相互承認の実質化と定義し、学力を身につけるため、学びの個別化、協同的な学び、プロジェクト化を説明している。
    格差の問題への目配りも必要。

  • よりよい教育を実現するために、教育はどうあるべきかを説いた本。

    教育についてはさまざまな意見があります。教育の本質を理解した上で、教育に関する議論を積み重ねて、「よりよい教育」を実現する道筋をつくることが大事です。

    本書は教育に関する議論を行う上で必ず読むべき本です。

  • 学びの個別化、協同化、プロジェクト化

    苫野一徳さんのvoicyも聞いていたし、夢見る小学校の映画を見たので、このキーワードにはとても共感します

    競争ではなく、協力していく社会を作る
    アドラー心理学に触れて目指したい社会だったので、その実現に向けたプロセスを示してくれている感じがして嬉しかった

    本書は子どもの教育にフォーカスしてるけど、私は大人も含めた学びの場所を作ってみたい。大人も子どもも、いろんな人でやる協同のプロジェクト。

    みんなで学び続け、考え続けること。これが民主主義の土台を作ると最近思っています

    あと、一般福祉の原理というのは、公共を作る上で忘れてはいけない概念だと教えてもらいました。
    一部の人だけのものになってないか
    全ての人を対象にできているか
    公共を考える上で、ちゃんと問いたい言葉

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著者プロフィール

哲学者・教育学者。1980年生まれ。熊本大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育学)。早稲田大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程修了。専攻は哲学・教育学。経済産業省「産業構造審議会」委員、熊本市教育委員のほか、全国の多くの自治体・学校等のアドバイザーを歴任。著書に『学問としての教育学』(日本評論社)、『「自由」はいかに可能か』(NHK出版)、『どのような教育が「よい」教育か』(講談社選書メチエ)、『勉強するのは何のため?』(日本評論社)、『はじめての哲学的思考』(ちくまプリマ―新書)、『「学校」をつくり直す』(河出新書)、『教育の力』(講談社現代新書)、『子どもの頃から哲学者』(大和書房)など多数。

「2022年 『子どもたちに民主主義を教えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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