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感想・レビュー・書評
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自分の生涯をも含めて、細かな一つ一つの事象ではなく、その内にある真理をみていたソクラテスの問いは、正しいこと、善いこととはどうあるものなのかを、改めて考えさせてくれた。
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昔々のその昔にいたひろゆきがずっと論破する話
良き人生を送るために最後まで信念を貫いた男
言ってることは割と普通だけどなかなか人にはそれができないのでそれができたソクラテスはかっこいい
彼の無知の知は好奇心の塊
知っていたら興味は湧かない何も知らないからこそ興味を持てる
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読んでもないのに、「ああ、無知の知ね」と分かった気になるにはもったいない。本書の魅力の70%は、要約しがたいスタイルにある。70を超えたジジイが、最後の最後までブレずに噛みつき続ける姿に、「自分の頭で考えるとは何か?」という問いを叩きつけられる名著。
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クリトンのみ
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難しい本でした。
死を前にしたソクラテスが堂々とした態度で語っていたので、いつか自分が死ぬ前にもこうありたいなと思いました。
若干脚色されているのかもしれませんが、ソクラテスは一本筋の通った人だった気がします。そういう人はかっこいいですね。
心に残った部分
・知らないことを知っている
・死は一種の幸福である
・単に生きることではなく良く生きること
・良く生きること、美しく生きること、正しく生きることは同じ -
皆さん大好き「無知の知」の哲学者ソクラテスの死刑判決を出した裁判の様子を描く。
ソクラテスパイセンの死生観が達観しすぎていて最高にかっこいい。ロックです。 -
かの有名なソクラテス問答法を見ることができる一冊。
例えば、ソクラテスが若者を邪悪な道に導いているという嫌疑に対し、告発者への問答を通じて、自分にはその動機がないことを、告発者自身の口から出た言葉により証明させてしまった。(十三)
しかし、限られた時間の中では、さすがのソクラテスでも十分な問答ができなかったのだろうか。所々説明不十分と思われる部分があり、相手にしゃべらせることなく、一人で話を進め、完結させてしまうところがあった。時間さえあれば、告発者は反論したい部分があったろうし、それに対してソクラテスも説明することができたろう。 -
・「何か文句を言ったり、お前は悪だ」と主張するのであれば、前の出て、そして誰もが納得するような論理で主張しなければならないという強い気概を感じた
・「言葉で戦う」を目の当たりにした印象
・結末を真似したいかどうかは置いておいて、「信念を持って生きる」「常に自分の頭で考える」姿勢は現代社会や、毎日の仕事でも生きると思う -
今の常識に照らせば、「まあソクラテスも社会性なくて非がないとはいえない」って感じだけど、彼の「無知の知」が無ければ現代は違う形をしていたと思う。
ソクラテスの正統性と社会の正統性、その均衡点を今でも人は探し続けてるのかな。